自転車トラック種目の中野慎詞(日本競輪選手会)が11日、男子ケイリンで銅メダルを獲得した世界選手権(英国)を終えて羽田空港に帰国した。初出場ながら2024年パリ五輪の“前哨戦”で躍進した。24歳の新鋭は「初出場でこんなこと言っていいのかな? という感じでしたが、今回の銅メダルで目標が明確になりました。次は金メダルを目指したいという気持ちが強くなりました」と気持ちを新たにした。
初の大舞台で「(レース前は)今までにないくらい緊張しました」と大きな重圧とも戦っていたという。それでもレース本番は「緊張が集中に変わっているというか、いい状態で試合に臨めていました」とメンタル面でも、確かな手応えがあった。ただ、心身の疲労はたまっていたようで、帰国時には右頬にニキビができており、「これは痛いです」と明かしていた。
来夏のパリ五輪では、日本発祥の同種目で08年北京大会銅の永井清史以来となるメダルの期待が懸かる。「パリ五輪では金メダルを目指します」と力強く誓った。
競技と並行して競輪選手としても、昨年は1月のデビューから歴代最多を更新する30連勝を飾るなど勢いを見せている。15日開幕の「第66回オールスター競輪(埼玉県西武園競輪場)」に初出場する。「競輪はまだレース経験が少ないので、ノビノビとやりたい。自分の走りをしっかりしたい」と、次なるビッグレースへ気持ちを高めていた。