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【仙ペン】最後の最後は「坂本世代」

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 巨人9―2ヤクルト(2日・東京ドーム)

 「社会的に葬ろうとしている」―。正確には担当弁護士の言葉だけど福原愛さん、穏やかじゃないな。こういう強いワードって、すぐスポーツ紙の見出しに取られたりするんだから。

 弁護士は声明で「必死にお子さんのプライバシーを守ろうとしている」と訴えていたけど、因果は巡る糸車だ。福原さんは3歳の頃からプライバシー知らずの環境で育っている。

 父親の会社の経営状況までさらされたこともあったはず。1998年3月21日付のスポーツ報知に興味深い記事が掲載されていた。地元仙台から母親と2人で新拠点の大阪へ引っ越した時のこと。「お父さんと離れて寂しいか」と聞かれ「全然」と答えたという。何やら現在の状況とリンクするような…って、デタラメなこと言うんじゃないよ。

 さすがに3歳からではないけれど、球界でも若くして有名になってしまう選手は多い。1年生で甲子園のアイドルになってしまったら、その後の人生は窮屈になってしまうだろうな。

 原監督なんて来年で全国デビュー50年ですよ。16歳の時から、声援もブーイングも全て受け止めてきたんだから。福原さんも元のダンナさんもここはグッとこらえて、あまりメディアを喜ばせない方が…いや、余計なお世話ですね。

 そんなわけで「監督はオレの存在を葬ろうとしている」という心の猛反論が聞こえてきた。前夜は4タコの我らがキャプテン。指揮官から「和真、いた?」と口撃されたが、鋼のメンタルで2発回答です。

 坂本もマルチ弾。盆と正月とハロウィーンが一緒に来たようなものだ。原さんや桑田さんほどじゃないけれど、岡本和も勇人も高校時代から今に至るまで良くも悪くも注目され続けてきた。いちいち傷ついたり過剰反応していたら、スター稼業は務まらない。

 それにしても復帰後の34歳がエグ過ぎる。新たな全盛期の予感すら漂う。1988年生まれは「ハンカチ」から「マー君」と、出世魚のように「世代主」が代わってきた。最後の最後は「坂本世代」になっちゃうかも。ちなみに渦中の卓球少女も88年組。ということは、まさか佑ちゃんが登場するまでは「愛ちゃん世代」だったのか。

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