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【仙ペン】夏休みの宿題を忘れるな

スポーツ報知

◆JERA セ・リーグ 巨人0―1ヤクルト(1日・東京ドーム)

 暑い夏。熱い夏。なでしこジャパンです。サッカー女子W杯で強豪スペインを一蹴。1次リーグを首位で突破した。もちろんうれしいけど、大変なことになってしまったな。

 長嶋さんが言うように「朝は大谷、夜は秋広」な今日この頃。調子に乗って「昼は麟太郎ですよ」と半畳を入れてしまった。でも「夕方」にも負けられない戦いがあったとは。ホント、いつ寝ればいいんだよ。

 それにしても鮮烈だったドイツ大会での優勝。記憶が確かなら、アメリカとの決勝は深夜というか早朝だった。スポーツ報知でも号外を出したはずだ。

 フランクフルトの奇跡から数時間後。東京ドームの原監督は興奮冷めやらない表情だった。「粘り、執念を見せてくれました。異次元というか全ての力が世界一にしたのだと思う」―。 高ぶる気持ちで臨んだ当日の中日戦。「いい形でスタートしていたんですけどね…」。粘りも執念も感じられない完敗に、なかなか次の言葉が見つからない我らが指揮官でした。

 そんなわけで、あれから12年。「なでしこ快挙」の直後には気をつけろ。案の定、巨人の連勝があっさりと止まった。イケそうでイケない。今シーズンは、この繰り返しばっかりなんだから。

 初顔合わせの左腕。鬼門のアイテムが2つもトッピングされては苦戦もやむなしなのか。でも相手はプロ2戦目の、しかも支配下復帰ホヤホヤだぞ。いや、お立ち台で見せた男泣き。山野さん、グッときた。負けて悔いなし…というのはウソですけど。

 相変わらず菅野には酷な打線だ。わずか1点でいいのに。エースがワーストKOを食らった7月17日のヤクルト戦。あれは何だったんだ。大量10点を挙げた果てにサヨナラ負け。得点の無駄遣いはやめてくれ。

 8月、そして9月は6連戦が続く。つまり、1週間で最大6ゲームの差が縮まるってことだ。あれ、おかしい。来週8日からは阪神と首位攻防3連戦になるはずだったのに…って、どんな都合のいい計算だよ。

 なでしこは世界一奪還を目指し、いよいよ決勝トーナメントに挑む。「負けたら終わり」は巨人だって似たようなもの。夏休みの宿題は大型連勝のみです。

巨人

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