飯塚オートレース場で1日、G2「オーバルチャンピオンカップ」優勝戦が第12R(8周回4100メートル、10メートルオープン)で8選手により争われた。
レースは中村杏亮が序盤先頭を奪い、首位を守っていたが、残り2周回で2番手につけていた荒尾聡(42)=飯塚・27期=が中村をパスしてトップへ。終盤には鈴木圭一郎に追い詰められたが、1着でゴール。6周回1コーナーでの走行により審議対象となったが、着順通りに確定し、2015、2019年に続く今大会3度目の制覇を飾った。2着は鈴木、3着は中村だった。
荒尾聡「ちょっと(中村)杏亮に迷惑をかけてしまったので、素直には喜べないです。ただ、試走は今節で一番手応えがありました。スタートも悪くはなかったんですが、ミスして若井さんに少し出られてしまい、どうしようかとは思いました。レースの流れが速いとは感じていたので、何とか速く速くとは考えていました。今回は、杏亮に迷惑をかけてしまったことが一番悔いが残ります。今度は伊勢崎でグランプリ(8月10日開幕)があるので、また頑張ってきます」