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【仙ペン】タコとデミグラスソース

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 巨人6―3中日(29日・東京ドーム)

 大谷が2戦連続で途中交代を余儀なくされた。「両足のけいれん。この2日間たくさん働いたから」とエンゼルスのネビン監督。随分とクールじゃないか。もっと心配してくれよ。

 えっ、栗山さんはもっとキツかったって? 2015年3月27日。大谷は初の開幕投手を務め白星を挙げるも、6回途中で降板。右ふくらはぎのけいれんが原因だった。この時の監督コメントが容赦ない。

 「足をつるな。赤ちゃんじゃないんだから」ってすごい。よく炎上しなかったものだ。今、ネビンさんがこんなこと言ったら恐らく解雇案件だよ。

 「バカヤロー」呼ばわりは日常茶飯事。大谷が走塁でボーンヘッドをやらかした時なんて「よくあるんだよな。タコぼうず」ってダメでしょう。何だか「ニセ侍」がとっても優しい響きに聞こえてきました。

 そんなわけで、栗山さんが「影響を受けた」と公言する原監督。その口撃対象は無理な送球でピンチを広げた秋広だった。「山椒がピリッと利いたような守備力になってほしい。(秋広の守りは)甘いデミグラスソースみたいなね…」

 タコに比べればデミグラスソースの方が…という話じゃない。ちょっと前にも書いたけれど、原さんって秋広に対して厳しすぎるんじゃないですか。もう少し褒めてやってもいいじゃない。いや、それこそ大きなお世話か。

 大谷は栗山さんから受けた罵倒について、こう明かしている。「監督室で話している時は真逆。『体、大丈夫か?』とか、僕を守るために(厳しく)やってくれた。本心は理解しているつもりです」

 このエピソード、原監督から聞いた父・貢さんの話とそっくりだ。グラウンドではチームメートが引いちゃうくらい厳しく鍛えられたが、家庭では別人のように優しかったという。

 だからベンチ裏では指揮官も秋広のことを、ちゃんとケアしているはず…というか、この202センチに限っては気遣い無用か。だって中田翔の押しかけ弟子になるような男だ。怖いもの知らずにも程がある。「山椒もいいですけど、これもオツですよ、監督」なんて言いながら、ウナギにデミグラスソースをぶっかけて食べちゃうかも。

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