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【こちら日高支局です・古谷 剛彦】初日の売却率はレコード 盛況のセレクションセール

スポーツ報知
最高価格の9400万円がついた「カリーニョミノルの2022」

  日高地区の選抜市場である「2023セレクションセール」が25日と26日の2日間、北海道新ひだか町静内の北海道市場で開催している。昨年は11年ぶりに2日間開催となり、売上総額はもちろん、売却率もレコードを樹立。今年も2日間の開催で、前年比3頭減の298頭が上場されている。

 24日は上場馬を一同に集めて比較展示を行い、開催日は午前11時からセリ開始というスケジュール。比較展示は1つのクールで30分間、約40頭を展示する。1頭1頭をじっくりチェックする時間があり、購買関係者の評判も良かった。25日はセリ開始前に19年の取引馬であるジャックドールの関係者に対し、大阪杯Vの記念セレモニーが行われた。日高軽種馬農業協同組合の古川雅且組合長から、ジャックドールを管理する藤岡健一調教師にトロフィーが授与された。

 初日は149頭が上場され、139頭が落札。売却総額は29億6360万円(金額は税抜き)、売却率は93・29%を記録。売却率で9割を超えたのは、昨年の2日目(90・34%)に次いで2度目で、1日の売却率はレコードを更新した。

 9000万円を超えた馬が2頭飛び出したが、最高価格は「カリーニョミノル2022」(牡、父シニスターミニスター)の9400万円で、今福洋介氏が落札した。1500万円からスタートしたが、多くの購買者が声を掛け、一気に跳ね上がっていった。シニスターミニスター産駒は昨年のセレクトセールで6400万円、セレクションセールでは6200万円で取引された馬がいたが、今回で産駒最高価格を更新した。

 セレクトセールの流れをくむ形で、驚くばかりの数字となった。2日目は、スマッシャーの半弟(父エピファネイア)、カイザーミノルやエーポスらの半弟(父エピファネイア)、スカーフェイスの半弟(父サートゥルナーリア)、モジアナフレイバーの半弟(父サートゥルナーリア)、クライスティスカイの半弟(父ルーラーシップ)、サトノフェイバーの半弟(父デクラレーションオブウォー)などが上場を予定している。セレクションセールは来週のコラムで総括する。(競馬ライター)

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