広末涼子、キャンドル・ジュン氏と離婚 自身が親権「子供たちの不安が広がらないことを願う」
６月にレストランシェフの鳥羽周作氏（４５）との不倫交際を報じられ、無期限謹慎処分を受けた女優の広末涼子（４３）が２３日、所属事務所の公式サイトでアーティストのキャンドル・ジュン氏（４９）との離婚を発表した。１２年９か月の結婚生活に終止符を打ち、広末は２度目の離婚となる。子供３人の親権は自身が持つことを明かした。離婚発表することに悩みながらも、騒動の「終着」を願って公表を決意したという。
午後１時ちょうど、所属事務所の公式サイトに「広末涼子よりご報告」と題した文書がアップされた。６月にはインスタグラムに直筆文書を投稿して不倫を認めたが、この日は活字で離婚を発表した。慰謝料や財産分与については公表しない。
鳥羽氏とのダブル不倫が報じられてから４６日。「私と広末順（キャンドル・ジュン氏の本名）さんとは話し合いをした上で、離婚することに合意し、離婚届を提出いたしました」と報告した。騒動前から離婚を持ちかけていた広末の意志は固く、６月の記者会見で涙ながらに復縁を訴えたジュン氏が受け入れて、離婚届の提出に至ったという。
子供３人の親権は広末が持つ。「私が親権者として、これまで通り子供たちと一緒に生活することとしています」。離婚を発表することに「プライベートな内容でまたお騒がせしてしまうことを懸念し、正直とても悩みました」と明かし、「この報告をもって今回の一件が終着し、これ以上子供たちの不安や心配が広がることのないことを願って、お伝えさせていただくことに決めました」と説明した。
不倫騒動を起こした広末だが、子供たちにとって、たった一人の母親として、かけがえのない存在であることは変わらない。ジュン氏も「広末涼子が育児放棄したことはありません。子どもたちにとって最高の母であり、家族や親戚の中でも、最も頑張るすてきな女性です」と認めていた。
広末とジュン氏は２０１０年１０月に交際７か月のスピード婚を発表。翌月に第２子妊娠を発表した。東日本大震災の復興イベントに夫婦そろって参加するなど、仲むつまじい姿を見せていたが、徐々にすれ違いが生じ、６月上旬頃からジュン氏が家を出て別居していた。ジュン氏は会見で「彼女は不条理なことに出くわすと、心が不安定になり、豹（ひょう）変してしまう」「過去に妻のＬＩＮＥを見て、決着をつけたこともあった」と広末の過去の不貞行為を暴露していた。
この日、ジュン氏はインスタにステージの装飾とみられる写真を添えて「フジロックフェスＩＮ」と投稿した。ジュン氏は２０年ほど前からフジ・ロック・フェスティバルのライブステージの空間演出を手がけており、今年は２８～３０日に新潟・苗場スキー場で行われる。
◆広末涼子の不倫騒動の経過
▼６月７日 「文春オンライン」が鳥羽周作シェフとのダブル不倫疑惑を掲載。直撃取材に「絶対にありません！」と全面否定。所属事務所は「厳重注意をしております」とコメント
▼１１日 キャンドル・ジュン氏が福島県内でイベント開催
▼１４日 広末がインスタで不倫を認め謝罪。所属事務所は無期限謹慎処分を発表。ＣＭ契約する全４社が広告を取り下げ。雑誌「ＳＴＯＲＹ」連載休止が決定。鳥羽氏はツイッターで謝罪
▼１５日 週刊文春が広末と鳥羽氏の交換日記を掲載
▼１８日 ジュン氏が涙ながらに記者会見。復縁希望を明かす
▼２０日 鳥羽氏がＮＨＫ「きょうの料理」を降板
▼２１日 ジュン氏がイベントで「離婚だとか謝罪だとかどうでもいいんです。子供たちのことだけを何とかしたい」と言及
▼３０日 鳥羽氏が「ｓｉｏ」の代表辞任
▼７月１日 鳥羽氏が長野・小谷村（おたりむら）にレストラン「ＮＡＧＡＮＯ」オープン
▼１１日 ジュン氏が福島県内で東日本大震災の月命日イベントを開催
▼２３日 広末が離婚発表
◆広末 涼子（ひろすえ・りょうこ）１９８０年７月１８日、高知県生まれ。４３歳。クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを受賞し、９５年に同ＣＭで芸能界デビュー。９７年に「ＭａｊｉでＫｏｉする５秒前」で歌手デビュー。主な出演作はドラマ「ビーチボーイズ」（９７年）、映画「鉄道員（ぽっぽや）」（９９年）、「ＷＡＳＡＢＩ」（０２年）、「おくりびと」（０８年）など。身長１６１センチ。血液型Ｏ。
◆キャンドル・ジュン １９７４年１月２０日、長野県生まれ。４９歳。９４年にキャンドル制作を始め、ギャラリーやサロンなどで個展を開催。２０１０年１０月、広末と結婚。１１年、東日本大震災を受けて「一般社団法人ＬＯＶＥ ＦＯＲ ＮＩＰＰＯＮ」を設立し支援活動を開始。２１年に一般社団法人日本キャンドル協会の専務理事に就任。
