J1名古屋がJ2藤枝のMF久保藤次郎(24)獲りに動いていることが20日、分かった。複数のJリーグ関係者が明らかにした。
J1で3位に付ける強豪の名古屋から、藤枝のホープにオファーが届いた。久保は中学時代に名古屋のアカデミーに在籍し、帝京大可児高から中京大に進学。同大に在籍していた21年、藤枝の特別指定選手となりJ3で6試合2得点をマークした。正式入団となった22年は右ウィングバックの定位置をつかみ、30試合で10ゴールと大きく飛躍。チームのJ2初昇格に貢献した。
プロ2年目でカテゴリーの上がった今季もサイド攻撃のキーマンとして欠かせない存在になっている。ここまで26試合で5ゴール。アシストはリーグ最多の8を挙げている。スピードを生かした縦への突破や正確無比なシュートはリーグでも屈指と評価されており、今季の早い段階から複数のクラブが獲得に興味を示してリストアップしていた。
首位の神戸を勝ち点4差で追う名古屋も逆転優勝への起爆剤として期待しているとみられる。関係者によると本格的な交渉は今後始まる見込みという。