◆第105回全国高校野球選手権記念宮城大会準々決勝 仙台育英5―0東北(20日・石巻市民)
夏連覇を目指す仙台育英は東北に5―0で勝利して2年連続4強入りを果たした。
初回に斎藤陽外野手(3年)の中前適時打で先制。その後無得点が続いたが、8回に5番・斎藤敏哉内野手(3年)が2死から右越えの満塁本塁打を放ち、5―0と突き放して試合を決めた。
投げては先発した最速153キロ右腕・湯田統真(3年)が5安打で完封。ライバルを破り夏連覇へ一歩前進した。
春夏連続出場を狙った東北は先発・秋本羚冴(りょうご、3年)が3回を1失点とまとめると、4回から2番手でエース・ハッブス大起(3年)が登板。7回までスコアボードに0を並べたが、8回に大きな一発を浴びて6回4失点。打線の援護もなく、昨年8月から就任した元巨人でOBの佐藤洋監督と再び聖地への切符をつかむことはできなかった。