【兵庫】報徳学園の今秋ドラフト上位候補・堀柊那が大谷ばり“確信”の場外弾「サクを越えたことは分かりました」

7回にソロを放った報徳学園・ 堀柊那
7回にソロを放った報徳学園・ 堀柊那

◆第105回全国高校野球選手権記念兵庫大会▽4回戦 報徳学園6―0三田松聖(19日・ベイコム)

 兵庫で、今秋ドラフト上位候補の報徳学園・堀柊那(しゅうな)捕手(3年)が場外弾を放った。昨秋以来の高校通算14号で打棒復活。センバツ準優勝校は次の5回戦で強敵・神戸国際大付を迎え撃つ。

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 報徳学園・堀はすぐに走り出すのをやめた。エンゼルス・大谷のような“確信歩き”。「サクを越えたことは分かりました」。打球は左翼ポール際、両翼91メートルのフェンスのはるか上へ。外野芝生席後方の高さ約5メートルの防球サクも越えた。推定飛距離120メートルの場外弾。「だいぶん久々。去年以来です」。2―0の7回にソロ。高校通算14号は待望の2023年初アーチだ。

 3番・捕手としてセンバツ準優勝。高校ナンバー1と評される強肩を発揮し、20打数8安打、打率4割を残した。だが「センバツはサッパリでした」と打撃内容に不満が募り「自分を下に見てしまうようになっていた」と自信が揺らいだ。「良かった時の打撃を思い出したくて」。意を決して中学時代の練習場を訪れた。好調時を知る指導者の助言も仰ぎ、初心に帰った。

 初戦(2回戦)は無安打だったが、3回戦で2安打4打点。この日は、二塁打、単打2本、そして本塁打。5打席目は左飛でサイクル安打はならなかったが、4安打の大暴れ。「今日の本塁打はタイミングも完璧でした」と自信を取り戻した。

 視察した中日・松永スカウト部長は「肩は一級品」と再確認した上で「打撃は春より良くなっている。捕手が欲しい球団の上位指名もあるだろう」と評価を高めた。

 堀は試合後、主将として5回戦の抽選。相手は、2年生の剛腕・津嘉山憲志郎を要する神戸国際大付で「マジか…」と苦笑いしたが「いつかは絶対に当たる相手だと思っていた。それがちょっと早くなっただけ」。堅守と、復活した打棒で、春夏連続甲子園への最初の壁に挑む。(井之川 昇平)

 ◆堀 柊那(ほり・しゅうな)2005年7月16日、神戸市生まれ。18歳。若宮小3年時に西須磨シーホークスで野球を始め、5年から東須磨少年野球部でプレー。鷹取中では兵庫夙川ボーイズに所属し、2年春に全国準優勝。報徳学園では1年の春からベンチ入りし、秋から正捕手。50メートル走6秒1、遠投100メートル。179センチ、79キロ。好きな選手はソフトバンク・甲斐。

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