宝塚歌劇の舞台に立つタカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校の創立110周年を祝う「小林一三生誕150年と共に祝う 宝塚音楽学校創立110周年記念式典」が18日、兵庫・宝塚大劇場で開かれた。
同校は小林氏が1913年7月15日に「宝塚唱歌隊」として創設し、これまで卒業生は約4800人いるが、この日は卒業生約1200人を含め来賓、関係者合わせて約2000人が来場した。
トークコーナーでは、第59期生で元月組トップスターの女優・大地真央は鮮やかな黄緑色のスーツで登場。同期の未沙のえると「タダさん(大地)」「コジマさん(未沙)」と音楽学校時代の呼び名で話し、替え歌を披露するなどして会場を沸かせた。大地は「(在学中の)その時はつらかったけど、今思えば笑えることばかり。成績は悪かったんですが、一番多感な時にいろんなことを学ばせていただいた。人生の学び舎。成績が悪くても関係ない」と懐かしみ、明日のタカラジェンヌを目指す在校生に「絶対、希望を失わず、夢を持ち続けて十分にいろんなことを楽しんでくれたら。頑張ってください」とエールをおくった。
式典終了後はトップコンビを組んでいた女優・黒木瞳(第67期生)と報道陣の前へ。黒木は「あの時期があるから、今の自分がいる。あの2年間はかけがえのない財産。(来場して)気持ちが10代に戻った感じ」と上級生、同期らとの再会を喜んでいた。
式典ではほかに、加茂さくら、甲にしき、杜けあき、湖月わたるがトークで登壇。司会進行は陽月華が務めた。