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【山形】山形中央・武田陸玖が2失点完投&4の3…巨人・榑松スカウト部次長「投げるのも打つのもトップクラス」

143球の熱投で7安打2失点完投の山形中央・武田陸玖
143球の熱投で7安打2失点完投の山形中央・武田陸玖

◆第105回全国高校野球選手権記念山形大会準々決勝 山形中央3x―2鶴岡東(17日・ヤマリョースタジアム山形)

 投げても打っても誰よりも輝いた。プロ注目の二刀流、山形中央の武田陸玖(3年)が2番・投手で準々決勝・鶴岡東戦にスタメン出場。投げては3回まで2失点もその後立ち直り、7安打7奪三振で2失点完投。打っては1点を追う8回2死で左中間芝生席へ同点ソロを放つなど、4打数3安打1打点と躍動した。チームも逆転でサヨナラ勝ちし、4強入りを決めた。

 「最初から苦しい展開になると思っていた。とにかく全力で、とやっていただけです」と振り返った武田。143球の熱投も、奈良崎匡伸監督(30)は「(球数は)まったく数えてなかった。代える気もなかったです」と大一番をエース左腕に託し、昨夏山形大会決勝で敗れた相手に雪辱した。

 スタンドにはNPB7球団のスカウト陣が集まり、逸材を高評価した。スピードガンで146キロを計測した巨人・榑松スカウト部次長は「投げるのも打つのも今年の高校生ではトップクラス。言うことないです」。チームとして9年ぶり、武田個人は最後のチャンスとなる甲子園出場へあと2勝だ。「これからは技術ではなく気持ちの勝負」と意気込んだ武田が、これからも投打で輝き続ける。

(有吉 広紀)

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