【兵庫】プロ注の坂井陽翔で滝川ニ逆転、救援5回0封V打「メンタル強い」

6回から登板した滝川二のプロ注目右腕・坂井陽翔(カメラ・瀬川 楓花)
6回から登板した滝川二のプロ注目右腕・坂井陽翔(カメラ・瀬川 楓花)

◆第105回全国高校野球選手権記念兵庫大会▽3回戦 滝川二9-5明石南(15日・明石トーカロ球場)

兵庫では、滝川二の最速149キロ右腕・酒井陽翔(はると、3年)が、投打にわたる活躍で延長10回タイブレークの末に辛勝した。

 滝川二のドラフト上位候補が敗戦ムードを一変させた。9―5の延長10回、1死から右前に初安打を許して満塁とされたが、坂井の表情は変わらない。「特別感を持つとダメになることが多い。平常心で臨んだ」と、空振り三振と三ゴロで試合を締めた。

 直訴の今夏初登板だった。2点を追う5回終了後、服部大輔監督(37)に「行かせてください」と訴えた。6回からマウンドに立ち、先頭への四球以降は9回まで1人の走者も許さなかった。8回無死から9回1死まで4者連続三振。最速は144キロをマークし、変化球も冴えた。5回を1安打無失点、7奪三振。打っても8回に同点を呼ぶ左越え二塁打、10回は左中間に決勝二塁打。3安打で4番の役割を果たした。視察した巨人・岸スカウトは「体の力もあり、メンタルも強い。フォークがいい落ち方をする。角度があるのが魅力」と高評価した。

 03年夏の甲子園でダルビッシュ有(パドレス)と投げ合った指揮官は「やはり夏は怖い。春準優勝で慢心や油断があった。それを勝ち切れたので次につながる」と安ど。U18日本代表候補の右腕は「今出せる完璧なプレーを出して、一戦必勝で勝ち上がっていくことが大事」と、気を引き締めた。

     (瀬川 楓花)

 ◆坂井 陽翔(さかい はると)2005年4月5日、兵庫・加古川市生まれ。18歳。氷丘南小2年から軟式の「氷丘パワーズ」で野球を始める。氷丘中では播磨ボーイズでプレー。高校で外野から投手に転向し、1年夏からベンチ入り。最速149キロ、変化球はカットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク、ツーシーム。186センチ、83キロ。右投右打。

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