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【仙ペン】ホントにホントの正念場

スポーツ報知

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―1巨人(15日・神宮)

 試合開始前から、いきなり不穏情報。中田翔がベンチメンバーを外れた。原監督の「野球ができる状態じゃなかった」というコメントには戦慄(せんりつ)したが、別メニューの練習には参加。大事には至らないと信じたいけど、どうでしょう。

 ランニングはしてたようなので「上半身のコンディション不良」なのか。ちなみに、この便利な「コンディション不良」。以前は専らグラウンド状態に関するワードだった。

 選手の体調について頻繁に使われ出したのは、そんな昔のことではない。「個人情報」が、何かと取り沙汰されるようになってから以降のような気がする。

 さらに「―不良」だけだと情報がボンヤリし過ぎていると思ったのか。スポーツ紙などの記事では「上半身」とか「下半身」という大ざっぱな説明が加わるようになった。ただ「下半身の」と言われると、いまだにゲスなことが頭に浮かぶ駄目な僕…なんてことはどうでもいい。

 あくまでも調べた限りですが、スポーツ報知の紙面で「上半身のコンディション不良」が初めて登場したのは2016年3月27日。2軍調整中の慎之助さんの記事でした。

 一方で「下半身」はルーキーだった岡本和。15年8月27日付の「初の1軍昇格へ」という記事で使用されていた。「3月に腰の張り、5月には下半身のコンディション不良に見舞われて出遅れた」とある。「腰の張り」と「下半身のコンディション不良」の違いって何だろう。謎だ。

 そんなわけで、得点圏打率の低さが指摘されているジャイアンツ。安心してください。本日のゲームで得点圏に走者がいたのはわずかに2度。「鬼門」を見事に回避です…なんて嫌みを言っている場合じゃない。

 悪いことは重なるもので我らが秋広も打率3割を切ってしまった。「3割ターン」はどうなる。踏ん張ってほしい。Bクラスターンでも僕らの「メンタルコンディション」が持ちこたえているのは、お前さんのお陰。申し訳ないけど、過度な期待をさせてもらうよ。

 ここを耐えしのげば、球宴明けの後半戦には守護神の「上半身」も前キャプテンの「下半身」も万全になっているかもしれない。ホントにホントの正念場だ。

巨人

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