スポーツ報知紙面で2016年から大好評連載中のコラム、仙道学編集委員による「仙ペン」が、WEBに登場いたしました! 時に叱咤(しった)あり、激励あり、涙に笑いと、巨人の「今」をあらゆる角度から分析します。また、仙ペンのピンチヒッター・星野和明編集委員渾身の「星一筆」も随時掲載します!

【仙ペン】だって、ひよっこだもの

9回1死満塁、空振り三振に倒れた秋広優人(カメラ・今成 良輔)
9回1死満塁、空振り三振に倒れた秋広優人(カメラ・今成 良輔)

◆JERA セ・リーグ 巨人1―6広島=延長11回=(13日・東京ドーム)

 「育成下手のFA補強頼み」なんて、まだ言っているヤツがいるのか。ジャイアンツです。新人王資格を持つ選手が2人もスタメンに定着しているんだぞ。

 逆に考えれば秋広と門脇がいなかったら、どうなっていたんだろう。随分と切ないシーズンになっていたはずだ。

 イケそうでイケないもどかしい日々。でも、そんなにストレスがたまらないのは、この2人の奮闘があってこそだ。秋広のジャイアントスイングと門脇の回転レシーブを見ることが出来れば、負けたって心穏やかに過ごせる。

 「昨日(10日)も2人は食事したって。いろいろなものを吸収し、仲が良かろうが悪かろうが、打ってくれたらね」。11日の試合で原監督が中田翔とのアベック弾を放った秋広へ贈ったコメントです。

 思わずハッとした。そうなんだよね。仲が良かろうが悪かろうが、この蜜月関係にも必ず節目はやってくる。心から慕う先輩に引導を渡す日だ。岡本和は村田さんからレギュラーの座を奪った。いつかは秋広も中田翔から―。プロって厳しいな。でも、最低でもあと5年くらいは、このホッコリとした師弟のイチャイチャぶりを見ていたい。

 そんなわけで、秋広と門脇が頑張れば負けても心は穏やかだって? 誰なんだよ、そんな緩~いことをほざいているあまちゃん野郎は。この黒星はキツい。

 おかしいな。我らが202センチはお得意のマルチ安打をマーク。ストロングさんも再三再四の美技を披露した。そして9回のヘッスラ内野安打だ。相手の悪送球を誘い二塁まで進んだときは、サヨナラの予感が確信に変わったんだけど。

 あそこは梶谷が決めないと。だらしないよ。打ってくれた時は不敵な面構えが頼もしく見えるけど、こうなると手のひらを返したくなる。お前さん、ガムをかむのをやめたら死んじゃうのかい…すいません、罪のないガムに八つ当たりしてどうする。

 梶谷のことはディスっておいて、その後の満塁で三振した秋広はおとがめなしか。まあ、そうです。だって、ひよっこだもん。まだまだ中田親方のもとで修業しないと。独り立ちなんて100年早い…って、どの口が言ってるんだよ。

試合詳細

巨人

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