【岩田　康誠の熱血！！競馬道】函館記念ブローザホーンで貪欲にＶ狙う　いよいよ函館最終週

　今週で函館は最終週。来週は開幕週の札幌で騎乗し、その後は新潟で乗る予定です。札幌に“残る”のは２３日メインのしらかばＳでスノーテーラーに騎乗するため。中間に疲れが出て、予定していたレースを使えないこともありましたが、函館開催中は競馬開催日を含め、追い切り以外も“つきっきり”でコンタクトを取り続けてきました。滞在競馬ならではだと思いますし、来週には力を出せる状態で持っていけそうです。

　この夏の函館ではなかなか結果を出せませんでしたが、オーラスの函館記念はブローザホーンの依頼をいただきました。初コンビだった前走は、不良馬場の中で２着に５馬身差をつける強い競馬。４２０キロと小柄ですが、非力さを感じさせません。何より乗りやすさ、操縦性の高さが大きな武器ですから、今回の舞台は持ち味が生きそうです。

　初の重賞挑戦で、まだ良くなる余地が十分にありそうな４歳馬。正直どこまで通用するか、です。ただ、今週の追い切りで状態の良さも確認できました。夏本番へ弾みをつけるためにも、勝利という結果を貪欲に求めていきます。（ＪＲＡ騎手）