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【仙ペン】メンデスの顔は何度まで

スポーツ報知

◆JERA セ・リーグ 巨人0―1DeNA=延長12回=(9日・東京ドーム)

 2軍に降格(最近は合流と言うらしいけど…)したウォーカーが8日のヤクルト戦で2本塁打。格の違いを見せつけた。

 さすがはハードな米独立リーグでもまれた男。腐るどころか「多くの打席に立ってスイングの軌道を修正したい」と意気盛んのようだ。偉い。球宴明けには必ず1軍に戻ってこいよ。

 最近の我らが助っ人陣はナイスガイぞろい。活躍にはムラがあるブリンソンだが、野球に向き合う姿勢は一途(いちず)だ。ファーム調整を強いられても実戦で結果を出し、自力で復活してきた。

 それに比べてアイツは根性なしだったな。2016年シーズン。貧打線の救世主と期待され、5月下旬に緊急来日した「キューバの打点王」です。

 6月16日の楽天戦。代打でデビューしたが、空振り三振。同18日のロッテ戦で初先発も、4打数無安打と振るわなかった。結局、計4試合ノーヒット。2軍行きが決まった。

 ただ、そこから態度が急変する。首脳陣批判にサボリ癖。寮の食生活にもなじめなかったようで、カレーに口もつけず、ずっとツンツンしていた姿は関係者の間で語り草になっている。

 あえなく8月には契約解除。そして23歳は帰国途中に突然、パリで消えた。そんな問題児が、大谷の3冠王を阻むかもしれないんだから。人生って分からないものだ。レンジャーズのアドリス・ガルシア―。現在のア・リーグ打点王です。

 そんなわけで延長12回の果てに完封負け。東京ドームも甲子園も中大OBの一発で決まった。いや、そんなことよりメンデスだ。この3連戦、戸郷も菅野も素晴らしかった。その2人を上回る8回ゼロ封でも、勝たせてもらえないのか。

 本日だけじゃない。この人、投げれば、ほぼクオリティースタートを達成している。なのに白星に恵まれない。ガルシアじゃなくてもバックレたくなるよ。

 それにしても「ガルシアの乱」が勃発した年には、あのマイコラスもいた。2年後の18年にはナ・リーグ最多勝を獲得。ガルシアが打点王に輝いたら巨人の“同期”から2人目のタイトルホルダーと、手のひらを返してみたい。もちろん、大谷を応援していますけど。

巨人

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