BONNIE PINK、ママで第2章 出産を経て7日に新曲配信、8年ぶりツアー&11年ぶりアルバムも

7日に新曲「HANABI Delight」を配信リリースするBONNIE PINK
7日に新曲「HANABI Delight」を配信リリースするBONNIE PINK

 シンガー・ソングライターのBONNIE PINK(50)が、7日に新曲「HANABI Delight」を配信リリースする。2015年に結婚、17年の出産を経て、16日からは8年ぶりとなる全国ツアーがスタート。9月6日には11年ぶりのアルバム「Infinity」も発売する。スポーツ報知の取材に、母となり活動を再開した思いを語った。(田中 雄己)

 95年のデビューから「Heaven’s Kitchen」(97年)や「A Perfect Sky」(06年)とヒットを連発し、NHK紅白歌合戦にも出場したBONNIE PINK。だが17年、第1子となる女の子を出産したことが転機となった。「子育ての時間を大切にしたい」と迷いなく音楽活動をセーブ。「年齢的にも考えて、子育ては一回きり。人生で一度きりの出来事が毎日見られるとなったら、どうしても優先したくなってしまって」。そう言うと、周囲のスタッフを見渡した。

 「待たせている自覚もあって、申し訳なかったです。ただ仕事をする自分の時間も大切ですけど、根底を支えるのは日常生活を楽しく過ごせているか。それをないがしろにしたくないし、身を削ってまで音楽に全てをささげる人生というのが私はできなくて」

 昨夏から徐々に活動を再開し始めた。現在は、保育園の送り迎えや家事の時間から逆算して歌手活動を行う日々を送る。

 「小さな頃の私は、いつも最後までお迎えが来なくて。真っ暗な保育園の玄関で切ない気持ちで待っていたのを覚えていて。仕事を終えた父が息を切らして、迎えに来てくれる姿が本当にうれしかったですけど。だから娘のことは、極力待たせたくなくて」

 ママとなり、楽曲制作にも少し変化が生まれた。

 「娘は、これからの人間なので、より未来に目が向き、それが歌詞に反映された曲も生まれています。ただ日常には仕事を持ち込みたくないので、音楽室と呼ばれる防音の部屋で『鶴の恩返し』じゃないですけど、家族に見られることなく、1人で仕事をしていますね」

 家族と音楽について話すと、表情は自然と柔和に。それは自分でも自覚している。「お待たせはしてしまいましたが、時間をかけた分、自分が潤った時間もあるので、それを作品に還元して、届けられたら」

 7日から新曲「HANABI―」の配信が始まる。

 「曲を書いたのは15年頃ですけど、出産やコロナがあって。温めすぎちゃったと思うんですけど、どうせならみんなで花火を見上げながら聴いてほしいなって」

 新曲を手始めに16日から8年ぶりのツアー、そして9月には11年ぶりにアルバムをリリースする。母になったBONNIE PINKの第2章が幕を開ける。

 ◆BONNIE PINK(ぼにー・ぴんく)1973年4月16日、京都府出身。50歳。大学の学園祭のライブをきっかけにスカウトされ、在学中の95年にアルバム「Blue Jam」でデビュー。2006年には、「A Perfect Sky」が大ヒットし、同年NHK紅白歌合戦に初出場。身長160センチ。

芸能

×