宝塚歌劇団は4日、月組男役の蓮(れん)つかさが11月19日付で退団すると発表した。同じく男役の蘭尚樹(らん・なおき)、水城(みずしろ)あおいとともに、月組の次回大劇場公演「フリューゲル―君がくれた翼―」「万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)」の東京宝塚劇場千秋楽をもって卒業する。
蓮は宮城県大崎市出身。2011年4月「めぐり会いは再び」で初舞台を踏んだ第97期生で、月組一筋に歩んだ。新人公演ラストイヤーの7年目に「『All for One』~ダルタニアンと太陽王~」(17年)で初主演を務めた。
華やかなルックスと確かな芝居に定評があり、近年はバイプレイヤーとして悪役でも存在感を見せ、昨年の「ELPIDIO(エルピディイオ)」では執事アロンソを演じ、コメディーセンスを発揮した。
また、蘭は2014年初舞台の第100期の首席入団者で、“男役十年”の節目で卒業。水城は第105期生で、花組男役スター・聖乃あすか(第100期生)の実妹。新人公演期間の5年目で退団を決めた。