箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は28日、第100回大会(来年1月2、3日)の出場校が例年より3増の23校となることを発表した。今年の第99回大会で優勝した駒大をはじめ10位以内のシード校に加え、予選会(10月14日、東京・立川市)を通過した13校が出場する。予選会枠の3増によって、10年ぶりの出場を目指す東農大などの古豪、初出場を狙う麗沢大など新興校にチャンスが広がるが、激戦であることに変わりはない。今回の予選会には全国の大学が参加可能で、関東勢以外の挑戦も注目される。
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関東学生陸上競技連盟が28日に発表した「出場枠数増枠について」の文書には「増枠は100回記念大会に限るものであり、101回大会は通常通りの出場枠数(21)で行います」と記されている。関係者によると、予選会の参加資格など開催方法については今後、検討を重ねていくという。
箱根駅伝に関東以外の大学で唯一、3度の出場を誇る関大が28日、全国の大学が参加可能となった第100回箱根予選会の不参加を表明した。先週からチーム内で話し合い、結論を出したという。吉田有輝コーチは「出雲駅伝、全日本大学駅伝で地方勢トップと(関西一を争う)丹後駅伝で優勝を目指したい、という声が強かった」と説明した。関大は、昨年の日本インカレ1万メートルで日本人トップ4位のエース・亀田仁一路(じんいちろう、4年)を擁し、92年ぶり4度目の箱根出場なるかが注目されていた。