◆第64回宝塚記念・G1(6月25日、阪神・芝2200メートル)
いよいよグランプリ宝塚記念ですね! ワールドランキング1位を誇るイクイノックスの参戦で目が離せません。前走のドバイ・シーマCはそれまでのレースとは違い、逃げて後続を突き放す圧巻の内容に衝撃を受けました。
中間は早めに栗東に入厩し、海外遠征後でも調整は順調そのもの。直前も3頭併せでラスト11秒3秒をマークし、豪快で鋭い伸びを見せました。初の関西圏でもファン投票第1位の期待に応えてくれるでしょう。
対抗にはジャスティンパレスを。前走の天皇賞・春ではメンバー最速の上がりで本格化を思わせてくれる素晴らしい走りでした。馬体も成長し、操縦性とレースセンスの良さが光ります。1週前追い切りでは負荷をかけ、最後まで迫力満点の動きを披露。最終追いでも抜群の手応えで併走馬に先着。この充実ぶりならば有馬記念での1秒1差も縮まるでしょう。
3番手はディープボンド。やはり阪神コースの実績や衰えを感じさせない豊富なスタミナは魅力です。うまく先行して昨年よりも上位へ。G1タイトル奪取を願います。(フリーアナウンサー)
【田中歩アナの印】
◎(5)イクイノックス
○(9)ジャスティンパレス
▲(10)ディープボンド
★(6)スルーセブンシーズ
△(11)ジェラルディーナ
△(12)アスクビクターモア
△(17)ドゥラエレーデ
◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。客室乗務員を経てフリーアナウンサー転身。現在、グリーンチャンネル「海外競馬中継」など各メディアで活躍中。父は、NHKマイルCをシャンパンカラーで制した美浦の田中剛調教師。