藤井七冠、「快適で過ごしやすい」日本で王手だ きょう棋聖戦第2局 第1局は「すごく暑かった」ベトナムで勝利

スポーツ報知
兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われる第94期棋聖戦五番勝負第2局の前夜祭で健闘を誓い合う藤井聡太棋聖(右)、佐々木大地七段

 将棋の藤井聡太棋聖(20)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将と七冠=に佐々木大地七段(28)が挑戦している第94期棋聖戦五番勝負第2局が23日、兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で指される。22日、両雄は淡路島入りし、対局場の入念な検分を行った後、前夜祭に出席した。

 20代対決のフレッシュカードで、今月5日にベトナム・ダナンで行われた開幕局は先手・藤井が初の海外対局を制した。

 2日前の20日に大阪・関西将棋会館で行われた第71期王座戦挑戦者決定戦2回戦では、村田顕弘六段(36)相手に大苦戦したが、1分将棋突入時に繰り出した銀のただ捨てを機に驚きの大逆転劇を決め、永瀬拓矢王座(30)への初挑戦にあと2勝とし、前人未踏の八冠達成に夢をつないだ。

 棋聖は2020年7月に初めて獲得した七冠王の原点。淡路島決戦は21年に渡辺明棋聖(39)=当時=に挑んで第2局を制して2連覇に弾みを付けた。だが、昨年の第1局は挑戦者・永瀬王座に千日手2度の“1日3局”の末に開幕黒星を付けられた。苦みも味わった対局場となるが「対局場からの眺めが素晴らしく、いつも落ち着いて対局に集中できる。玉ねぎを始め、食材も豊富でそれも楽しみ。第1局はベトナムで、すごく暑かったんですが、こちらは快適で過ごしやすい」とファンを和ませた。

 後手番だが、一気の2連勝で4連覇に王手をかけ、今月28日に行われる王座戦挑決準決勝の羽生善治九段戦に進みたいところだ。「第1局は反省点もいろいろ見つかったので、それも踏まえて、より良い内容の将棋を指したい」。暑さを吹き飛ばす、熱い戦いを約束した。(筒井 政也)

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