お笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘が、21日深夜放送のフジテレビ系「内村と相棒」(水曜・深夜0時25分)に出演。トリオ名「パンサー」の由来を明かした。
尾形が31歳だった2008年。後輩の菅良太郎を誘い、向井慧を含めた3人でトリオを結成した。当時の集合ショットが披露され、スタジオの佐藤栞里は「かっこいい。ほんとにアイドルみたいな」とビックリし、尾形は「よく言われましたよ」とうなずいた。
パンサー結成には「いろいろな偶然」が重なったそうで、尾形は「僕はピン芸人で。芸人をやめようと思っていたんです」。当時は「サンキュー尾形」という芸名で約1年間活動していた。「なにもウケなくて。もうやめようと思ってたんですよね。で、菅と昔から仲が良くて、菅とやりたいと思ってたんですよ。でも後輩だから言えないじゃないですか。プライドもありますし。で、僕は漠然と『ラーメン二郎』をやろうと思って、仙台で」と言うと、スタジオは「?」と静まり返った。
「ラーメン店をやりたかった」という旨を言いたかったようで、「新宿を歩いていて、ラーメン二郎と菅のことを考えてて。菅で心残りがあるんですよ。そしたら目の前から、1ミリも狂いなく、菅が歩いてきたんですよ。本物です」と驚きの出来事を告白。「その時にもう、神様が言ってるんだと。ここで声かけなかったら一生後悔すると思って、ラーメン二郎のことはバーンと吹っ飛んで、菅に『一緒にやろうぜ』と言ったんですよ。奇跡なんですよ」と振り返った。
偶然にも同じタイミングで、向井も菅に声をかけていたという。「菅が2人とも断られなくて、それで3人だったんですね」と結成秘話を明かした。
内村光良が「パンサーって名前はどうやって付けたの?」と質問。尾形は「それがですね、又吉さん(「ピース」又吉直樹)に付けていただいて。又吉さんに、好きな動物なに?って聞かれて。僕は『クロヒョウ』とか言って。菅は猫が好きだったので『猫』。ちょうど又吉さんが向井のことをパッと見た時に、(スポーツブランドの)『プーマ』のTシャツを着ていたんですよ。それで『パンサーでいいじゃん』って」と話した。
その説明を理解できないスタジオは再び「?」とシーンとなり、進行を務める「シソンヌ」長谷川忍が分かりやすく説明。「『クロヒョウ』『ネコ』『プーマ』。この3つの間を取ったらちょうど(動物の)『パンサー』が出てきたんじゃないかと」とスタジオメンバーに伝えると、「平成ノブシコブシ」吉村崇は「それを言えよ!」とツッコんだ。