フェンシングの24年パリ五輪選考対象のアジア選手権が21日、中国・無錫(むしゃく)で開催。女子フルーレ団体で、東晟良、上野優佳、菊池小巻、宮脇花綸で臨んだ世界ランク4位の日本が、3大会連続の金メダルに輝いた。決勝は同6位の中国を45―27で下し、19年、22年大会に続く頂点をつかんだ。
個人で世界ランク3位のエース・東晟良は「無事優勝することができてとてもうれしいです。一つのチームになって戦えたことが勝ちにつながったと思います」と喜んだ。
21年東京五輪で日本が金メダルを獲得した種目の男子エペ団体では、加納虹輝、古俣聖、松本龍、山田優で臨んだ世界ランク5位の日本、通称“エペジーーン”が7年ぶりの金メダルに輝いた。決勝で同9位のカザフスタンに45―25で完勝した。個人戦との2冠の加納は「チームのみんなのおかげで余裕をもって試合をすることができました。オリンピックレースは気の抜けない戦いになるので、まずは次の世界選手権に向けて頑張ります」と手応えを語った。