ヤクルト本社の株主総会が21日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれた。株主からは茨城・守谷に移転予定の2軍施設についての質問や、選手に対する誹謗中傷防止に関する対策などの意見が出た。
株主総会後、取材に応じた衣笠剛球団会長兼オーナー代行は「現在の成績はファンのみなさんも非常に残念な気持ちもあると思いますが、選手が言うように、最後まで諦めない気持ちでこれからも頑張っていくと思います。(株主からの)とにかく頑張ってくれというような熱い視線は感じました」と話した。
チームは一時、12連敗を喫するなど、波に乗れず、5位に低迷。首位に14・5ゲーム差をつけられている。1軍の支配下登録期限は7月末。支配下登録枠は現在、3枠残っており、同会長は「小川GMを中心にチーム統括本部全体で考えている。いい選手がいれば、トレードするとか、新規契約する方向で(進めていく)」と補強の可能性を示唆した。