【阪神】不敗・大竹耕太郎7回0/3を7安打4失点 9度目登板で初黒星 チームは57戦目で今季初3連敗

スポーツ報知
8回無死一、二塁、投手の交代でベンチを出る岡田彰布監督(手前左から坂本誠志郎、大竹耕太郎)(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム4―3阪神(10日・エスコンF)

 阪神は57試合目で、ついに今季初の3連敗を喫した。開幕から続いていた土曜日の連勝も8でストップ。これまで登板日はチームが全勝だった大竹に9度目の登板で今季初黒星がついた。“不敗神話”がことごとく崩壊。岡田彰布監督(65)は8回に決勝点を奪われたが、今季最多の111球を投じた左腕を責めることなく「後ろ(リリーフ)3枚びしっといけるんやったら、そら(代えていた)」と苦しい台所事情を吐露した。

 大竹は同点の8回無死一、二塁から加藤豪に中前へ勝ち越し打を許して降板。「気を落とさず、やるべきことを」と前を向いた。3回までに3失点しながら、7回0/3を7安打4失点。尻上がりに調子を上げ、指揮官も「だからあそこまで投げた」と評価した。代えられなかった理由は救援陣の不安。「そういうこと。勝負つけるとこまで(大竹で)いかんとしゃあない」と認めた。

 球団最多タイの月間19勝を記録した5月は防御率1・99だったリリーフ陣が6月は3・12。抑えの湯浅は8日の楽天戦(楽天モバイル)で小深田に逆転サヨナラ3ランを浴びてセーブ機会に2度続けて失敗し、配置転換を予告されている。浜地も防御率8・16、岩貞は首痛で4日に出場選手登録抹消。同時に先発防御率も5月の2・95から4・04と悪化した。6日に村上が完投負けを喫するなど悪循環に陥り、チーム最多6勝の大竹ものみ込まれた。

 開幕から50試合以上も3連敗がなかったのは、岡田監督が前回指揮した08年の62試合目以来だが、2カード連続の負け越しは今季初。西武、楽天に続き、パ・リーグの下位3チームに苦戦している。(安藤 理)

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