◆日本生命セ・パ交流戦 ロッテ5X―4広島(10日・ZOZOマリンスタジアム)
広島の栗林良吏投手が同点の9回に登板し、サヨナラ負けを喫した。チームは日本ハムと並び12球団ワーストタイの今季6度目のサヨナラ負け。栗林は6敗目となった。それでも新井監督は「思い切っていってくれた。状態は上がっていくもの。勝負事で勝ち負けはつくけど、一喜一憂せずに自分の状態を、パフォーマンスをあげてほしい」と右腕を責めることはなかった。
以下は新井貴浩監督の一問一答。
―栗林が打たれた
「仕方ない。それは。思い切っていってくれたし」
―攻撃は粘りを見せた。7回はマクブルームに代打・野間と勝負もかけた
「やっぱり勝負をかけるところと思ったので、どんどん動いていったって形かな」
―得点への確率を考えて
「それもあるけども、ライアン(マクブルーム)の反応の仕方を見て、野間も調子を上げてきている。まっちゃん(松山)がああなる(四球)のはわかっていたので、(代打・野間は)決めていた」
―本塁打の会沢にも代打・坂倉を送ったのも同じ理由
「そうだね」
―森下は7回3失点
「よく粘ってくれた。粘った中でゲームを作ってくれた。ここの球場はやっぱり投手が難しい。風があるから難しい。その状況でもよく粘って試合を作ってくれたと思います」
―ターリーが同点に追い付かれた
「いつもいつもね、0点で帰ってこられるわけじゃないし、毎回頑張ってくれているし。さっきも言ったように難しいことが多々ある。後からいく投手は。先発は投げながら風のあたり具合とか調整できる。後から行く投手はなかなか感覚をつかむまで時間がない。ニック(ターリー)にしても栗林にしても、難しかったと思う。そういうふうに見ている」
―栗林の心配なところは
「まぁ一気にはよくならないと思う。野手もそう。少しずつ状態は上がっていくもの。今日はこういう結果になったけど、前回もいいボールを投げている。勝負事で勝ち負けはつくけど、一喜一憂せずに自分の状態を、パフォーマンスをあげてほしいなと思っています」
―左肩を炎症した上本がランニング
「また明日の体の反応を見て。状態は改善されてると聞いている。本人も『改善されています』と。明日の朝の状態を見て決めていく」