◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム0―1広島(7日・エスコンフィールド)
広島は、先発・九里亜蓮投手から今季6度目の完封リレーで連勝を収め、日本ハム3連戦の勝ち越しを決めた。9回2死三塁から、最後は遊撃・矢野が守備で同点を阻んだ。新庄監督がリクエストを要求も判定は覆らず、ゲームセット。“鬼門”交流戦の連勝は、18年に楽天3連戦で3連勝して以来5年ぶり」(20年は中止)。敵地での勝ち越しは、19年の楽天戦以来8カードぶり。今年も2カード連続の負け越しでスタートしたが、4勝4敗のタイとなり、交流戦開幕前の貯金2に戻した。
以下、新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。
―九里が7回無失点の好投
「今日もナイスピッチング、今日も。いつも言っているけどね」
―ストライク先行で日本ハム打線を封じ込めた
「ずっとできているよね。彼らしくストライクを先行して、低めにボールを集めながら、ボールを動かしながら、本当にナイスピッチングだったと思います。また、サク(捕手・坂倉)もよく引っ張っていたし、あのホームラン(5回に決勝の5号ソロ)もナイスホームランでしたよ」
―九里は7回101球で降板。もう1イニングという考えは
「最後(7回)も厳しい場面だった。最後はピッチングコーチに『この回でラストだから、最後頑張れ』と言ってもらった」
―ロースコアの試合展開で守備も大きかった
「今日はバッテリー中心に守り勝った試合だと思います。キク(7回2死二塁から好守の菊池)もすごいプレーだったし、最後の矢野もそうだし、守り勝った試合だったと思います。1―0で勝ったのって(何回目)? 3回? そんなにあった? でも、すごく印象的なプレーがね。キクはその前の先頭(7回無死から加藤豪の打球を好守)のプレーもすごいからね。すごいよね。初めての球場で、2試合目で。彼はどこの球場でもホームグラウンドのようなプレーをするよね。本当頼りになります」
―今日はマクブルームを今季初めて6番で起用
「今日の投手(加藤貴)は左打者の方が被打率が高かったのがあるし、いい投手なのでなかなか簡単には打てない。右打者の方が少し分が悪いので、いろいろ打線の流れを考えて組み方を変えた」
―カード初戦の逆転勝利から連勝につなげた
「昨日といい、今日といい選手が頑張ってくれて2つ取れた。また明日も頑張りたいです」