◆日本生命セ・パ交流戦 楽天3―11阪神(7日・楽天モバイル)
阪神が打線を組み替えて快勝した。プロ初の3番に起用された2年目の前川が2安打。3回には1死二塁から二塁内野安打で好機を広げ、佐藤輝の先制3点三塁打につなげた。5回には4月13日以来の6番に入った梅野が適時打。同7日以来のスタメンの小幡もスクイズを決めた。下位打線も機能し、今季3度目の2ケタとなる11得点。西勇は6回途中で左足首を痛めて降板したが、3勝目を挙げ、急きょ登板した及川も好投した。
以下は岡田彰布監督の試合後の一問一答。
―スタメンで使った選手がみんな機能
「おう、打ったなあ。見事的中したなあ。全部俺がやってんやけどな。違うけど(笑い)。ある程度、順番は。前川の3番は俺が進言したけどな」
―どんな期待を
「いやいや、きのうヒット1本出て、(気持ちが)楽になっとるしな。だいぶええ感じになってきとったから」
―結果を残した
「だから、まあ8、9番も左でなあ。まあ普通だったら、そんなに左を並べへんけど。むこうは松井一人やろ。中継ぎも(いない)。クローザーだけやから、左を並べてもワンポイントなんか絶対けえへんで。けえへんもくそも、いてないんやからな、左の中継ぎが。だからもう、全部左を並べよう言うて」
―梅野の6番は
「だいぶバッティングの調子がようなってきたから。だから前は木浪のときも8番左でなあ、1、2(番)左で、なんかあったときに梅野にバントと言うとったけど。もうバントせんでええやんか。だから、どっちか言うたらお前、ポイントゲッターでな。それで6番入れたんや。ミエちゃんより先に」
―適時打を放った
「まあ、その前に三振しとったからな」
―佐藤輝も2本の三塁打
「あそこな。今日1日、ここだけでええぞ言うたんやけどな。ほんまにその通りな。だいたいヒット1本ぐらいしか出えへんねんから、1試合で。ええとこで出る方がええやろ」
―1本でいいと佐藤輝にも伝えたのか
「違う違う、そんなん伝えへんけど、ベンチで言うとったんや。打つんやったらここの1本でええ、いうて」
―小幡のセーフティースクイズも成功
「もうな、だから、2点な。ホームラン、ホームランで2点な返されて嫌な感じやったからやっぱりもう1点欲しかった。左でなかなか難しいけど小幡な、ちゃんとやったよな」
―9回に5点
「(裏は)湯浅のつもりやったんよ。湯浅から加治屋になって、それで西純になったんや。あんだけ点差開いたらな」
―8回は4点差で岩崎
「今日だけ使った。今日は。こないだも延長で2アウト取ってポンと終わってればなあ、あれやったけど、その後ヒット、ヒット打たれたやろ? だからなんかこう、一回3人できちっとな、おーん、終わらしたかったよな。あのセーブつかんでもな、まあ、あんだけ点差空いたらもう、まだ連戦あるからなあ」
―小幡を使うタイミングも難しかった。
「いやいやちょっと木浪もだいぶな、ちょっとバットも出んようなっとったし。ワンバンとかボール球振るようなってたから、ちょっとリフレッシュの意味も兼ねてな、小幡もだからあんなサヨナラ打ってからもなあ、ずっと良かったから、ちょうどなあ、昨日も負けたし、ええタイミングやなあ思たからなあ。まあそういう代役というか代わりがみんな打ちよったからなあ(笑い)」
―途中出場の小野寺も活躍
「まあ、守備は、あれはうまいことファンブルしてサードでアウトすること考えとったらすごいけどなあ。あれはまあ。でもその後、あれは大きかったよ、でもなあ」
―西勇はアクシデント
「足ちょっとひねったみたい、前もなんか一回あったみたいやけどなあ。及川は次から行こかなあ思たから。まあ、ちょっと前倒しなったけどなあ。左があんだけ8人もおるから、左はいきたかったけどなあ」
―大ごとではない
「ああ、大丈夫。最後普通にできとったから、足首は前も何かやった言うとったけど、そんな大したことはのお、なあ、あの展開で無理さす必要もないし」
―ミエセスも本塁打
「打ちよったなあ、あいつなあ。使わなあかん。あんな打ったら、しゃーない。やっぱりあいつは代打はあかんな。ずっと言うてたんよ、この間の満塁でもなあ、何か集中力がないというか、ボケーッとしとんな、代打いった時。だから4打席ある方が何か試合に入っていけるかもわからんなあ」
―良い場面で打つ
「ボール振らんやろ、あいつなあ。ほんまに。取る時の映像はボールばっか振っとったけどなあ。ボール振らんからなあ。フォアボールも選ぶなあ」
―ミーティングの内容を学んでいる
「分からんわ、それは。何考えてるか分からへんわ、あいつは。でもちゃんとな、野球を覚えようというか、そういうのは見えるからな。研究してるまではいかんかもやけど、でもやっぱり、みんなのスイングとか配球とか見て学んでるから、あないして見送れると思うよ」