【ボートレース】名実ともに女子トップレーサーとなった倉持莉々は銅メダルで終わる女ではない・・・記者コラム 

スポーツ報知
5月 のオールスター3着でメダルを掲げる倉持莉々

 5月の芦屋オールスターは強さが際立った石野貴之のSG通算10Vで閉幕したが、最も印象に残ったのは並み居るトップレーサーを相手に史上5人目のSG女子ファイナリストとなり、3着に食い込んだ倉持莉々(29)=東京=だ。昨年の大村クラシックで遠藤エミが女子選手として史上初のSG制覇を成し遂げ、宮島オールスターでは平高奈菜が優出と、女子選手の活躍が大きなトピックスになったが、今年は倉持が躍動した。

 SG初出場の宮島オールスターは不安だらけで前検入りしたのを思い出す。「緊張しております。皆さん、仕事が早くて…。女子戦とは全く違うな~と。緊張感がありますね」と初々しく話し、2日目にはイン逃げでSG初白星を飾ってうれしい水神祭。事前に用意していたスーパーマンのコスチュームで登場した。そこでの経験が糧となり、1年で心身ともにすっかりたくましくなった。

 芦屋の優勝戦は、スタートこそ6番目と後手も、道中は浜野谷憲吾、瓜生正義と互角に渡り合い、SG11Vの瓜生には終始追いかけられる展開。いつ3着が逆転してもおかしくなかったが、冷静なハンドルワークで守り切った。瓜生は「倉持さんに完敗です。落ち着いて走っていたし、上手かった。レースに華があるし、すごく頑張っていた」と賛辞を送ったが、偽りない本音だろう。

 23年前期(昨年5月1日~同10月31日の期間で選考)には女子NO・1の勝率7・44をマーク。名実ともに女子トップレーサーとなった倉持。強くなる一番の近道は、強い男子レーサーとたくさん戦うことだ。そして、やっつけられる選手になりたいという目標が根底にある。高校では水球ジャパンのエースを張った身体能力の持ち主。この美女は、銅メダルで終わる女ではない。次走の茨城県代表で出場するG2全国ボートレース甲子園(尼崎・7月4日開幕)も取材が楽しみでならない。(ボートレース担当・平田裕二)

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