鈴木誠也が18打席ぶりの安打もチームは逆転負け 大谷翔平の一発が頭上を越え、試合中も離れた位置で会話

スポーツ報知
試合前には笑顔で大谷翔平とあいさつを交わした鈴木誠也(右、ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス7―4カブス(6日・アナハイム=エンゼルスタジアム)

 カブスの鈴木誠也外野手(28)が6日(日本時間7日)、敵地のエンゼルス戦に「4番・右翼」で先発出場。2回に回った第1打席で三塁強襲の内野安打を放って、5試合、18打席ぶりのヒットをマークした。この日は4打数1安打1四球で打率は2割6分6厘となった。

 2回に先頭で回った第1打席では、初球の内角高めに来た速球を三塁強襲の内野安打にした。3回に無死一塁で回った第2打席では、フルカウントからの8球目、外角低めのチェンジアップを打って、遊飛。第3打席は5回に1死無走者の場面で回り、カウント1-2からの4球目、内角低めに決まった速球に反応できず、見逃し三振に倒れていた。2点を追う7回、1死一、二塁から回った打席ではチャンスを広げる四球を選んでいた。9回にも2死一、三塁から打席が回ったが、空振り三振に倒れて最後の打者となった。

 大谷翔平投手が在籍するエンゼルスとは、渡米後初めての対戦。4回に先頭で打席に立った大谷翔平の打球は、鈴木の頭上を越え、右翼フェンス上の電子看板を直撃。ジャンプしてグラブを差し出したが、捕球できず。慌てて捕球して返球すると、大谷は三塁まで到達していた。三塁打かと思われたが、審判団のリプレー検証の結果、本塁打が確認された。

 その後は四球で出塁した大谷がベース上から右翼方向を向き、何やら鈴木にジェスチャーを送ると、それに答えるなど、同い年の2人は初対戦を喜んでいるようだった。

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