◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム2―3広島(6日・エスコン)
日本ハムは広島に逆転負けを喫した。1点リードの8回に失点した宮西尚生投手に対し、新庄剛志監督は「飛んだコースが良かったというところですよね」と、18試合連続無失点でチームを支えて来た左腕をかばった。
宮西は1点リードの8回にマウンドへ。2死後、3番・秋山の二遊間への打球がイレギュラーして上川畑のグラブの下を通る中前打で出塁を許すと、続くマクブルームはフルカウントから低め一杯の球がボールとなって四球。西川には9球目の143キロ直球を左前へはじき返され、同点打となった。代わって登板した4番手の玉井は代打・松山を内角カットボールで詰まらせるも、左前へポトリと落ちて勝ち越し適時打を許した。
試合前まで21登板で防御率0・54、11ホールドと抜群の安定感で好調のチームをけん引してきた宮西。新庄監督も「こういうときもありますよ」と信頼は不変だ。試合後に切り替えて次へ、と問われた宮西は「それしかない」。不運な1敗を、上位浮上への糧とする。