◆米大リーグ パイレーツ―アスレチックス(5日・ピッツバーグ=PNCパーク)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)が5日、敵地のパイレーツ戦に1点差に迫られた6回1死満塁から4番手で登板。マカチェンに5球連続100マイル超えで最後は自己最速の102・1マイル(約164キロ)も外れて押し出し四球。続くレイノルズにフルカウントからの連続押し出しで同点。続くスィンスキーに右犠飛で逆転を許したが、二塁走者が三塁憤死でチェンジとなった。
それでも7回は無走者で落ち着いたのかサンタナを空振り三振、カストロに左前安打されたが、ヘイズを直球で二ゴロ併殺打に仕留め3人で終えた。この回で降板し1回2/3で1安打無失点、2四球、1奪三振。防御率は11・57に下がった。
藤浪は2日のマーリンズ戦で短いイニングを投げる「オープナー」として先発に起用。立ち上がり3球連続100マイル(約161キロ)の直球で簡単に2者を抑えたが、3番打者に右中間安打されると4番J・サンチェスに直球を逆方向の左翼に2ランをたたき込まれた。2回からは当初発表されていたハリスが登板したが、打線が5安打完封負けで6敗目がついていた。
それでも4試合続けて四球がなかったが、この日は1死満塁という厳しい場面で制球難が再び出てきてしまったようだ。