フランス1部パリSGを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの父、ホルヘ・メッシ氏が、古巣のスペイン1部バルセロナのラポルタ会長と復帰の可能性を話し合っていると5日、スペイン紙「スポルト」が報じた。
報道によると、これまでバルセロナは年俸制限の問題でメッシへオファーをしていなかった。だが、契約すること自体は可能となり、父がラポルタ会長宅を訪れたという。メッシには、サウジアラビアのアルヒラル、米MLSのマイアミからオファーが来ているが、約2500万ユーロ(約37億4000万円)で1年の延長オプションを含む2年契約で、復帰を図ろうとしている。
また、同紙は「メッシが古巣への復帰を望むために、アルヒラルとの契約を2024年に遅らせることを側近に指示した」と伝えており、去就をめぐる交渉は続いている。アルヒラル側は、すでにメッシとの契約が進んでいると考えていたため、この要請を受けて24年のオファーへ変更した場合、現在と同じ条件ではないと警告。クラブが提示していた契約は、「彼の年俸は5~6億ユーロ(748億~897億円)で、世界で最も高給取りの選手にするものだった」という。メッシ自身、「自分の将来についてすぐ解決したい」としており、去就が注目される。