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【高校野球】星稜の149キロ右腕・武内涼太が完封&場外3ラン…北信越大会が開幕

完封勝利を果たした星稜のエース武内
完封勝利を果たした星稜のエース武内

◆春季北信越高校野球大会▽1回戦 星稜6-0丹生(3日、石川県立)

 1回戦4試合が行われ、2019年秋以来の優勝を狙う星稜(石川1位)は、6-0で丹生(福井1位)に快勝し、初戦突破を決めた。MAX149キロのエース右腕、武内涼太(3年)が投打で大活躍。2-0の8回2死一、三塁で左越え場外3ランを放つと、マウンドでは15三振を奪って、5安打完封勝利。春の県大会でも2本塁打を放ち、大会後の練習試合でも1本を追加。この日の一発で高校通算8本塁打となった武内は「ホームランはたまたまです。ちょっと詰まったが、うまく風に乗って入ってくれました」と謙そんしながら振り返った。

 6番打者として絶好調をキープしながら、マウンドでも快投を見せた。序盤は力んでいたというが、初回から奪三振ショーがスタート。先頭打者を141キロのストレートで空振り三振に仕留めると、1死二塁では変化球で見逃し三振。さらに調子を上げ「5回からはフォームを修正できた」と、4者連続三振で圧倒。終盤は100キロ台のカーブで緩急をつけながら、最後の打者は高めストレートの空振り三振で試合を締めくくった。「三振数はおそらく過去最多だと思います。最近は三振を狙って取れていなかったのでうれしいです」と笑顔を浮かべた。

 武内の完封勝利は、昨夏の石川大会3回戦(小松工)以来となった。山下智将監督は「前半は制球が心配だったが、気持ちがしっかり入っていた。最後までいこうと考えていました」と信頼を寄せると、武内は「次戦はベンチからチームを支え、登板があれば、チームを活気づけるピッチングをしたい」と意欲満々。決勝進出をかけて、4日は午前10時から同球場で帝京長岡(新潟1位)と対戦する。(中田 康博)

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