◆明治安田生命J2リーグ▽第19節 大宮1―2水戸(3日・NACK)
J2で最下位の大宮は、ホームで20位の水戸に1―2で敗れた。2連敗を喫し、原崎政人新監督の初白星はまたもお預けとなった。
前半27分、水戸DF杉浦文哉のFKから相手と競り合ったMF大山啓輔がヘディングしたボールがゴールに吸い込まれ、オウンゴールで失点した。同38分に敵陣でボールを奪った流れからカウンターを仕掛け、主将FW富山貴光が左足で同点ゴールを決めた。
だが、1―1の後半39分に元大宮の水戸MF武田英寿の右CKからDF楠本卓海にヘディングで合わせられ、勝ち越し点を奪われた。残留を争うライバルに敗れ、水戸に5戦ぶりの白星を献上した。
原崎監督は「失点が非常にもったいない。でも、これが今の自分たちの状況なので、しっかり直していくことが必要だと思う。攻撃は、水戸に対して背後を取りながらというところは相手の守備のやり方を含めて(狙った)。ただ、ボールの精度は求めているものよりちょっと足りない。選手はしっかり自分たちに矢印を向けて、必死にもがいてやってくれている。下を向いても何も変わらない。しっかり前を向いて進んでいきたい」と話した。
大宮は5月19日に相馬直樹前監督を成績不振で解任。原崎ヘッドコーチが新監督に就任したが、リーグ1分け2敗と未勝利が続く。直近11戦で2分け9敗と勝ち星が遠く、最下位に低迷している。