【オリックス】茶野篤政プロ1号、育成出身新人初の満弾「いい感じで上がったのでいってほしいと思った」

スポーツ報知
8回2死満塁、茶野篤政は追加点となる右越え満塁本塁打を放つ(カメラ・義村 治子)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス9―2広島(1日・京セラドーム)

 オリックスに昨年の育成ドラフト4位で入団した茶野篤政外野手(23)が、育成出身の新人では史上初となるグランドスラムをプロ1号でマーク。3安打6打点の活躍で14安打9得点の打線をけん引し、交流戦カード勝ち越し発進に導いた。

 茶野が育成出身ルーキーでは史上初の満塁弾をプロ初本塁打で飾った。8回2死満塁で右腕・薮田の速球を捉えて「いい感じで打球が上がったのでいってほしいと思った」と右翼席に運んだ。プロ1号がグランドスラムは56年の米田哲也、12年の川端崇義に次ぐ球団3人目となった。

 1点を追う5回2死満塁では、逆転の中前2点打で初のV打をマーク。7回の三塁内野安打と合わせて今季4度目の猛打賞を記録した。自己最多6打点には「一気に入ってうれしい」と喜んだ。

 四国アイランドリーグの徳島から入団し、開幕前に支配下選手登録された苦労人。中嶋監督は「ルーキーとは思っていない。ベテラン系の顔もしてますので」と、冗談交じりに最大級の賛辞を送った。

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