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「第54回報知キス釣り選手権・SESSYA CUP」徳島予選

徳島予選を突破した(前列左から)林、八木、坂手(後列左から)田島、織田、石野の各選手
徳島予選を突破した(前列左から)林、八木、坂手(後列左から)田島、織田、石野の各選手

 「第54回報知キス釣り選手権・SESSYA CUP」徳島予選が27日、徳島・阿南市にある北の脇海岸で51人が参加して行われた。競技時間は午前6時から4時間。釣ったキスの尾数で順位を競い、林信也選手(鳴門鱚酔会・徳島セントラルサーフ)が37尾でトップ。35尾の八木俊二選手(徳島鱗友サーフ)ら上位6人が、決勝大会(9月10日、鳥取・弓ケ浜)に進出した。4日には愛知・堀切海岸で愛知予選を予定している。

 5月27日、早朝の北の脇海岸には徳島の予選を勝ち上がるべく、地元徳島はもとより各地から51人の参加者が集まってきた。南海上に発生した台風2号の影響がどれだけ出るのか心配していたが、多少波やウネリはあるものの風はなく、絶好のコンディションで予選会が行われた。

 午前5時半からの競技説明、クーラーチェックが終わり、各自北へ南へと思い思いのポイントに移動。同6時、競技開始のホイッスルに合わせて一斉に第1投を振りかぶる。これから4時間、1・5キロに及ぶ会場で移動を繰り返し、これまでの経験や情報を駆使し、仕掛けや投げる距離を変え、尾数を足していく。遠投し広範囲に探るのか、または近くのポイントを手数勝負に出るのか、どちらに分があるともいえない。

初出場の目川ひよりさんは良型2尾を釣り上げてニッコリ。釣果17尾と大健闘だ
初出場の目川ひよりさんは良型2尾を釣り上げてニッコリ。釣果17尾と大健闘だ

 前日の情報では、今年は数が出ているようなのでかなりの接戦になるだろうとの見方があり、予選通過ラインは20尾以上なければ難しいだろうと思われた。

 そんな条件の中で、1位で通過した徳島の林信也選手は北寄りポイントの4~5色(1色25メートル)ラインを探り37尾、また2位の八木俊二選手も北寄りで遠投し35尾、3位の香川から参加した坂手魚神選手も北寄りで34尾を釣り上げた。4位は京都からの田島雅倫選手で南寄りで20~30メートルの近場を探り32尾、5位の大阪の織田秀一選手は北寄りで31尾、6位の石野一広選手も北寄りを攻め28尾で勝ち上がった。結果は全体で昨年の倍以上の釣果で終わった。以上の6人が9月10日に鳥取・弓ケ浜海岸で行われる決勝大会出場権を得た。

 いつも思うことであるが、ぎりぎりまで勝負を捨てず、時間いっぱい釣る姿勢に感心する。選手の熱意が伝わってくる。今回も、砂浜を走り帰着する姿を多く見かけた。時間内に帰着した選手に配布する審査資格証を受け取った最後の選手は競技終了の25秒前であった。

 最後に、徳島予選を勝ち上がった選手の皆様へ。皆様は今予選の代表です。他の参加者の思いを重ね、本戦もこの熱意を持って頂点を極め、大野名人に挑戦していただきたい。(報知APG・高橋 秀典)

 ◇徳島予選の通過者◇                          

順位 選手名   所属クラブ            尾数

1  林 信也  鳴門鱚酔会・徳島セントラルサーフ 37

2  八木 俊二 徳島鱗友サーフ          35

3  坂手 魚神 香川レジェンドサーフ       34

4  田島 雅倫 うみかぜサーフ・キス研大阪    32

5  織田 秀一 Castfreaks       31

6  石野 一広 徳島セントラルサーフ       28

 ▽予選通過人数 基本的に参加者数の上位1割とし、端数は繰り上げ。今回は51人中、上位6人に決勝大会進出の権利が与えられた。

【主催】報知新聞社

【後援】全日本サーフキャスティング連盟

【協賛】(株)SESSYA

【協力】(株)サンライン、(株)ささめ針、キリンビバレッジ(株)、東邦産業(株)

徳島予選を突破した(前列左から)林、八木、坂手(後列左から)田島、織田、石野の各選手
初出場の目川ひよりさんは良型2尾を釣り上げてニッコリ。釣果17尾と大健闘だ
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