◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍1―1ENEOS(30日、ジャイアンツ球場)
巨人の育成右腕・木下幹也投手(21)が30日、ENEOSとのプロ・アマ交流戦に先発し、5回5安打1失点と好投した。
「試合前から状態は良くなかった」と振り返るが、最速144キロを計測した直球とカーブやスライダーなどを織り交ぜながら、打たせて取る投球で試合を作った。三振が奪えなかったこともあり、「そこが課題ですね。もっと上を目指すには三振を取る能力が大事になると思うので」と反省を口にしたが、社会人の強豪相手に手応えをつかんだ。
またこの試合では、横浜高校の同級生で、今秋のドラフト1位候補・度会(わたらい)隆輝外野手(20)も「4番・右翼」で先発出場。「だいぶ意識しました」という対戦は、第1打席はカーブで中飛に抑えたが、第2打席では内角の変化球を中前にはじき返された。「ヒットを打たれたのは心残りですが、完全に負けたわけではないので、度会がプロに入って、プロで対戦した時にはしっかり抑えられるようにしたいと思います」と言い切った。