◆JERAセ・リーグ 阪神4―1巨人(28日・甲子園)
阪神が、2021年4月以来の今季最多8連勝で、貯金を最多更新の「17」とした。4回にミエセスのソロで先制に成功。7回に秋広にソロを被弾し同点となったが、直後の7回にノイジーの適時打、大山の2点二塁打でこの回3得点。9回は湯浅が締め試合終了。先発の才木は自己最多の7回2/3を122球3安打1失点、10奪三振の快投で今季3勝目を飾った。交流戦突入時の貯金としては、昨年の「16」を上回る球団最多。2位・DeNAとの6ゲーム差も同最多となった。…
以下、岡田監督の一問一答
【テレビ囲み】
―今シーズン初の8連勝
「おーう、そうですね」
―今日はどんな感じで試合を見ていたか
「いや、才木。前回もね、良かったんで。安心して見てましたけど。はい。今日は」
―才木は8回途中1失点、10奪三振、先発投手にも勝ちがついた
「あの、またちょっと、なかなか点が取れなかったんですけど。今日はうまく、久々に出てきたミエセスがホームランを打って。(才木については)ちょっとね。三振を取るから球数がねえ、多くなるんで。それは仕方ないんですけど。ほんと、今日なんかは完封をしてほしかったけど。あの1点はちょっと余分やったですね」
―ミエセスはマルチ安打でホームランも大きかった
「(松井颯は)オープン戦で(対戦が)あったんですけど。最後のほうに投げたピッチャーだったんですけど。ミエセスは1回当たって(対戦して)、サードにスライダーをいい感じで打っていたんで。昨日からミエセスは(スタメンと)決めていたんですけどね」
―同点に追いつかれた後ノイジー、大山も続いた
「いやいや、木浪にね。(才木は)続投させる予定だったんですけど、才木もね。『行きたい』ということで一致したんで。まあ木浪に『絶対に塁に出ろ』と言ったら出たんで。あれは1アウト二塁になってね。また1、2番でそういう形を作りたかったんで。向こうのミスもあったんですけど、いい形で点が入ったと思いますね」
―連勝の中で、上位、中軸、下位としっかりつながって得点に
「クリーンアップも最後にやっとね。5番バッターだけ打たないけど。おーん。まあ、1人ぐらいはいいかな」
―湯浅が試合を締めた。
「岩崎もまたブルペンで見なかったし。3点あったんでね。今日の方がヒットは打たれたけどボールの感じは良かったと思うし。連投はしてないですけど、1日空くので、どんどん投げることによって自分の1番良いときの感覚が戻ってくると思うので。湯浅はこれからどんどん投げさせたいと思いますね」
―8連勝で5月は18勝4敗で貯金14
「いやこれは全然できすぎ、出来過ぎですよ。それはね。4月の貯金3つも上出来だなと思ったんですけど。形的に先発も頑張る、打線もうまく点が取れる、うまくかみ合っているのがこういう結果になっているんじゃないですかね」
―良い形で交流戦に向かえる
「そうですね、ええ。まあ、あんまり対戦がない(チームとの)交流戦ですけど。だから、自分たちの野球をするというか、基本でね。相手のデータもあまりないと思うので、きっちりとした野球をやっていけばいいと思いますね。(自ら)言うの忘れた。ABCで負けんで良かったって……」
【ペン囲み】
―才木は球数を見て交代か
「そうやなあ。124球、最高らしいけど、今までで。もう1人もあったけど、まあそんなに。梶谷やったら打たすかなと思たけど」
―最後は本人も投げたそうだった
「もう十分や、そんなもん。まあスリーアウトでベンチ帰るよりも、あの形の方がみんな見てくれるで。しっかりと見てくれてるよ。そういうもんや、だからな。スリーアウトやったらバーッ言うてるだけやけど。あこやったらみんな見てくれてるで、拍手して」
―同じ7回でも昨日の大竹は代打。今日は続投させた
「いやいや、あのホームランはなあ。左(打者)にあそこでホームランはちょっと予定外やったけどなあ。だから、当然、完投能力もあるし、別に疲れてたっていう訳でもないから。ちょうど100球ぐらいやったんかなあ。オレも当然行かすつもりで木浪に『絶対出ろ』って言ったんだけど。『一回本人に聞いてみて』って言ったら『行かしてください』だったから。だから、それやったら当然ね。木浪がうまいこと塁出たからね」
―この3連戦は7回に集中打が出てる。接戦でも勝てるという自信につながってるか
「いやいや、やっぱりピッチャーが代わって、あれよ。だってブルペンのピッチャーばっかりやもんな、点入れてんのは。まあ、昨日はな。でも、最初の1点はあれ(先発から)やったけど、追加点とかはやっぱなあ。その辺でやっぱり、先発も疲れてくる。ブルペン陣も勝ちパターンでそんないいピッチャーは、あの7回にはいけないとかな。だから、7回ってそういうふうに何か起きるんじゃないかなあ。おーん」
―7回はノイジー、大山とクリーンアップできっちり
「うん。そうそうそう。ランナーいなかったら、しょうもないバッティングするけどなあ。まあ、でもノイジーも打たんでも最後に打つやろ。あれ、あ、最後の打席で打つよなあ。で、その時、ランナーいてる時になあ」
―大山も
「そうやなあ。久しぶりやないか。ああいうランナーがたまってる時って。ちょっと昨日、一昨日って1、2番があんまり出んかったからな」
―巨人も3カード連続勝ち越しで勢いよく甲子園に乗り込んできた
「まあ、勢いだけじゃ勝たれへんで(笑い)。勢い良かって勝つんじゃないわ。いやいや、まあ、相手…。まあ、きっちりと自分らの野球ができてるいうことちゃう?先発がここまで頑張ってっていうかな。だから、バントとか決める時は決めたり。普通のセオリー通りに、そんな奇襲なんかしてないわけだから。当たり前のことを当たり前にできてるっていうことやろな」
―9回無死での併殺を喜んでいた
「ああ、やっぱ大きいよなあ。左バッターでなあ、あの高いバウンドでゲッツー取れるのは大きいよ、おーん」
―二遊間の成長を感じるか
「そうやなあ、おーん。あんまり、ゲッツー崩れないからな、今年はね」
―湯浅は抑えで
「いや、まだ分からん。まだ。まだまだ本調子やないよ。だから、まあ、本調子になればな、後ろにやってもいいけど。まあ、岩崎もちょっと休めたからな。そら、岩崎のほうが調子ええよ」
―岩崎は今日は使う予定は
「いや、もうなかった」
―最初から?
「昨日、今日もう『休みや』と言うといた。湯浅はな、今日はちょっと1日空いたから。ちょっと、湯浅はまずもって、投げなあかんわ。投げてもっと良くなると思うけどな。投げていくことによってな」
―交流戦にいい形では入れる。このままの勢いで
「そらもう、普通の流れで。まあ、ちょっとDHとかなるからな、おーん」
―DH候補も多い
「いや、そうでもないよ。2人しかいないやん。勝手に人数作んなよ(笑い)」