【ヤクルト】終盤のチャンス生かせず10連敗 高津監督「得点圏(打率)が2割。何とかしないといけない」

スポーツ報知
ベンチから厳しい表情で試合を見つめる高津臣吾監督(カメラ・馬場 秀則)

◆JERAセ・リーグ 広島3―1ヤクルト(28日・マツダスタジアム)

 深刻な“タイムリー欠乏症”でヤクルトは10連敗。最下位・中日に0・5ゲーム差と迫られており、借金は11に膨らんだ。トンネルを脱出できないまま、30日から開幕する交流戦に突入する。

 先発・小川は初回、菊池に先頭打者アーチを浴びて、早々に失点。5回には上本の左翼線への適時三塁打で2点を追加され、5回7安打3失点で降板した。

 打線は、広島の先発・アンダーソンを前に6回まで3安打と抑えられ、終始追う展開。0―3の7回に4番・村上が意地の9号ソロを放つも、逆転とはならなかった。2点を追う8回には相手の失策もあり、1死二、三塁とチャンスを作ったが、代打・浜田が空振り三振、3番・サンタナが右飛に終わり、反撃ならず。9回にも2死一、二塁としたが、長岡が空振り三振に倒れた。チームは得点圏に3度、走者を置いたが、いずれもあと一打が出ず、好機で5打数無安打。得点圏打率はリーグワーストの1割9分3厘に沈んだ。終盤のチャンスを生かせず、痛い10連敗。高津監督は「得点圏打率が2割ない。そういうところで1本出るか出ないかってのは難しいけど、何とかしないといけない」と頭を抱えた。

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