台湾人留学生が最後の夏に気合十分。オイスカ浜松国際の林承諳(リン・シャウオン)三塁手(3年)は、攻守の中心だ。永井浩二監督(51)は「うちの中心選手。広角に打てる」と評価する3番打者だ。
2年前の4月に入学予定だったが、コロナ禍で来日が遅れた。1年間オンラインで授業を受け、浜松に来たのは昨春。「向こうにいる1年は近くの(台湾の)高校で練習していた」。当初は、習慣の違いなどに苦労したが、日本の野球にも食事の味にも慣れた。「台湾のラーメンより日本の方が好き。とんこつが一番」。打撃より守備に自信がある、という林が夏の主役に名乗りを上げる。