右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷でファーム調整中の巨人のヨアンダー・メンデス投手が25日、3軍練習で行われたシート打撃に登板した。
萩原、デラクルーズらと1ボール1ストライクから対戦。最速147キロをマークした直球にスライダーなどの変化球を交えた。打者9人に対して24球を投げ、安打性1本、奪三振4。ストライク先行の投球で圧倒した。「本当に感触は良かったです。けがをしてから初めての投球だったので体がどういう反応するかという中で、けがの影響もなく投げることができた」を汗をぬぐった。
痛めていた右太ももの状態については「怖さもなく気にせずやれている」と万全を強調。対打者への投球となれば、普段のブルペン以上に力が入っても不思議ではない。登板後の体の反応などを確認した上で、次回登板や練習メニューなどを決めていくとしたが、「可能であれは次の段階は試合で投げたい」と実戦復帰へ強い意欲をみせた。
メンデスは4月12日の阪神戦に先発し、7回先頭の佐藤輝に初球を投げた直後に右足を痛めて、6回0/3、1失点で降板した。後日、受けた検査の結果、右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷と診断され、4月14日に出場選手登録を抹消。この日が同戦以来の実戦形式での登板になった。