但馬ミツロ、力石政法らが6・10エディオンA大阪に登場  ホープ政所椋もプロデビュー戦

スポーツ報知
気合を入れる(左から)力石政法、亀田興毅ファウンダー、政所椋、但馬ミツロ(カメラ・谷口隆俊)

 プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務める興行「3150FIGHT」は25日、都内で記者会見を開き、6月10日に大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場で行う1日2部興行「3150FIGHT SURVIVAL vol.5/vol.6」の全カードを発表した。

 第1部(12時30分開始)のメインはプロデビューから5連続初回KO中の日本ヘビー級王者・但馬ミツロ(KWORLD3)がルイス・マリン(ベネズエラ)とヘビー級8回戦を行う。マリンは現在、エクアドルに在住する36歳で、戦績は10勝(7KO)4敗。身長182センチのオーソドックス・スタイルの選手だ。

 昨年4月にプロデビューした但馬は中大出身。アマチュア42勝(19KO・RSC)9敗のアマ5冠の肩書きをひっさげプロ転向。2戦目で日本王座を獲得した。今年4月にはナビーン・バーマ(インド)に初回TKO勝ちで5連勝を決めた。「プロ5戦5勝で、第2シーズンが始まる中で、これからどんなパフォーマンスを見せるかが見どころだと思う。チャンスがあれば1ラウンドKOを狙っている」と但馬。現在、元世界王者ジョシュアやWBA世界ヘビー級正規王者デュボア(ともに英国)のスパーリングパートナーだったジェミー・トゥシケバを英国から招へいし、ワタナベジムで実戦練習を重ねている。

 但馬は「人生で初めて『THEヘビー級』という選手と手合わせする。スパーリングではメチャクチャ手応えはあるし、足りない部分も感じている。今はメチャメチャ充実している」と意欲を示した。

 第1部では、国体優勝などアマ56勝16敗の政所椋(まんどころ・りょう、KWORLD3)がプロデビュー。タイのアッカポン・ヌガムカエオとスーパーフライ級(52・1キロ以下)6回戦を戦う。奈良・王寺工高から東洋大に進んだ政所は、身長162センチのオーソドックス・スタイル。プロ3勝(2KO)1敗の18歳相手にどんな試合を見せるか注目。この日会見に臨み「全然誰も(自分のことを)知らないと思う。しっかりとガンガン攻めて、面白い試合をします」と意気込んだ。

 第2部(17時15分開始)のメインはWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級(58・9キロ以下)王者・力石政法(緑)が元世界ランク2位のリカルド・ヌニェス(パナマ)と契約体重134ポンド(約60・7キロ)の10回戦でグラブを合わせる。富士山登山やフィリピンでのスパーリング合宿を経験した力石は「世界前哨戦ということで、相手も世界戦を経験した実力ある、強い選手。(現WBA世界ライト級正規王者のジャーボンタ・)デービス(米国)と世界戦をやって負けている(2回TKO)が、デービスより派手に倒して、世界チャンピオンにも確実に勝てるというところを見せたい」と言葉に力を込めた。亀田ファウンダーは「どのくらいの試合をするのか見てみたい。あっさりクリアするなら、当然世界戦に、となるでしょう」と、試合内容次第では年内にもチャンスがあると示唆した。

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