真木選手トップ45尾!上位11名が決勝進出!!…「第54回報知キス釣り選手権 SESSYA CUP」鳥取予選

スポーツ報知
上位入賞を果たした(前列左から)真木、穴田、小出、村山、佐藤、原田(後列左から)吉田、石田、山崎、山元、橋口の各選手

 「第54回報知キス釣り選手権・SESSYA CUP」が21日、鳥取・弓ケ浜で開幕した。鳥取予選は94人が参加して行われ、競技時間は午前6時から4時間。釣ったキスの尾数で順位を競い、真木志郎選手(ライジングサーフ)が最高釣果の45尾で予選1位通過を決めた。他に42尾を釣った穴田博也選手(キス研大阪)ら上位11名が、決勝大会(9月10日、鳥取・弓ケ浜)に駒を進めた。27日に徳島・北の脇で、6月4日には愛知・堀切でそれぞれ予選が行われる。

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 待ちに待ったキス釣りトーナメンのシーズンが到来した。今年も「報知キス釣り選手権・SESSYA CUP」は鳥取、徳島、愛知の3会場で予選会が開催される。その先陣を切って21日、鳥取・境港市の弓ケ浜海岸で鳥取予選が開催された。当初は14日に最初の予選が愛知で開催される予定だったが、10メートルを超える強風が予測されたため、釣り場のみならず道中の安全も考慮してやむなく6月4日に延期した。

 キスは、カレイと並ぶ投げ釣りの2大ターゲットのひとつで、特にキスの引き釣りは非常に人気が高い。今回の予選には地元の鳥取のみならず関東や九州からのエントリーもあり、総勢94人の選手が参加して、盛大に開催された。

 今年の弓ケ浜海岸はキスの接岸がかなり遅れていて、食いの渋い日が続いている。しかも大会前日はかなり強い向かい風が吹き、波も高くて海藻のホンダワラやゴミが海に漂っていた。下見をしている人に聞いてみると、小型のキスが4~5尾の釣果だった。

 釣果の心配を抱えながら大会当日を迎えると、幸運にも風は追い風に変わり、海は穏やかで絶好のキス釣り日和となった。午前6時に競技が開始されると、本部前のポイントでは開始早々に3~5連でキスがヒットし、釣果に対する心配は消し飛んだ。

 エリアは美保湾展望駐車場を中心に、全長2キロほど。同7時頃から左端から右端まで見て回ると、キスは小型が多くてサイズは13センチ前後。釣れるポイントは3色以内(1色は25メートル)で2色辺りでのヒットが多かった。場所ムラがあり、釣れない場所では数尾の釣果だったが、良いポイントでは30尾前後、最高45尾の釣果があった。印象としてはエリアの左端周辺や、エリア右手にある航空誘導塔の付近が良かった。その場所ではキスが多いせいか、それを狙うフィッシュイーターもいて、60センチ近いマゴチを釣った選手もいた。

 今回、鳥取会場からは上位10位タイまでの11人が名誉ある本戦に進出することになった。今年の決勝戦は9月10日に、鳥取予選と同じく弓ケ浜海岸で開催される。決勝戦では、釣技の向上と発展につながる活躍を期待する。

(報知APG・野村 道雄)

 ▽予選通過人数 基本的に参加者数の上位1割とし、端数は繰り上げ。今回は94人中、上位10位タイまでの11名に決勝大会進出の権利が与えられた。

【主催】報知新聞社

【後援】全日本サーフキャスティング連盟

【協賛】(株)SESSYA

【協力】(株)サンライン、(株)ささめ針、キリンビバレッジ(株)、東邦産業(株)、(有)越河金属、(有)多林製作所、(有)米子報知機、(株)インタープロス、(株)エスジーズ

 〇…白砂に日差しが反射し、まぶしいくらいの弓ケ浜。ここに来るといつも思うことがある。キレイだなと。それもそのはず。「境港美保ライオンズクラブ」が月イチで海岸の清掃活動を行っているからだ。今年も開催日に合わせて掃除したとのこと。参加選手たちも「気持ちよく釣りができた」と好評だった。そして、「釣り場を汚さない」は釣り人の心得のひとつ。もちろんゴミを残さず、美しいままお返ししました。

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