日本ラグビー協会は24日、W杯フランス大会(9月8日開幕)に向け、6月から始動する日本代表の合宿メンバー36人と、同候補10人を発表。リーグワンでルーキーながら活躍したWTB木田晴斗(24)=東京ベイ=とCTB長田智希(23)=埼玉=が、代表に初選出された。4大会連続出場を目指すフッカー堀江翔太(37)が復帰。左膝の大けがから今季復帰のSO松田力也(29)=共に埼玉=も名を連ねた。6月12日からの合宿、7月からの国内5連戦などを経て8月上旬に最終33人に絞られる。
期待のルーキーたちが、W杯メンバー入りへ一歩近づいた。今季リーグワンで新人賞のCTB長田と、トライランク2位のWTB木田が代表初招集。それぞれオンライン会見に臨み「まだスタート地点。ここからが勝負」と木田。長田も「目標としてきたところなのでうれしいけど、やるしかない」と、W杯メンバー入りへ決意を新たにした。
20日の決勝では長田が後半25分に一時逆転のトライを挙げれば、木田は同29分の決勝トライでチームを初Vに導いた。藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは抜てきについて「レベルが上がれば上がる程、いいパフォーマンスをしていた」と、期待を込める。
2019年にはジュニア・ジャパンなどで日の丸を背負った両者。成長を遂げ、最高峰の舞台を目指す。木田が「試合に出ることを目指したい」と言えば、長田も「フィジカルで戦えるところを見せれば、最終メンバー争いに絡める」と気合十分。まずは7月8日、オールブラックス・フィフティーンとの強化試合でメンバー入りを狙う。(大谷 翔太)