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【ヒルマニア】ダルビッシュ、歴代3人目の日米200勝へあと9 田中将大と1勝差 切磋琢磨で250勝期待

スポーツ報知
ダルビッシュ有(ロイター)

◆米大リーグ ナショナルズ4―7パドレス(23日・ワシントン=ナショナルズ・パーク)

 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が、23日(日本時間24日)、敵地のナショナルズ戦に先発し、6回を6安打3失点で今季3勝目、メジャー通算98勝目をマーク。日米通算200勝もあと9で、192勝の楽天・田中将大投手(34)を1勝差で追っている。先に達成した方が歴代3人目となる“日米200勝争い”の歴史をヒルマニアで解説する。

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 ダルビッシュは、3点リードの5回2死一塁から昨季途中まで同僚だった9番アブラムスに2ラン、続くトーマスに同点弾を許した。今季は低調な打線に泣かされていたが、6回に勝ち越し点をもらい3試合ぶりの白星を手にした。試合後は「球速も出ていたし、変化球も良かった。6回3失点だけど、球に関しては次も楽しみになる」と今季4度目のクオリティースタートに充実感をにじませていた。

 前夜は10時間以上睡眠をとったという。「よく寝ると頭がクリアになる。試合前から集中力があった」と明かした。これでダルビッシュはメジャー通算98勝目。野茂英雄だけが通算123勝をマークしている大台にあと2と迫っているが、私はヤンキースに7年間所属していた楽天・田中将大投手との日米200勝先陣争いに注目している。

 2歳年上のダルビッシュは2012年時点で109勝対75勝と34勝差をつけていた。ところが、田中が13年24勝0敗のメジャーにもない快進撃で一気に差を詰め、ダルが15年にトミー・ジョン手術で1年間全休だったこともあって17年に立場が逆転。19年には田中が18勝差をつけていた。

 しかし、34歳を迎えた2020年代からよみがえったダルが、楽天に戻って白星に恵まれない田中を追い上げ、23日時点でついに1勝差だ。日米通算200勝は、黒田博樹が203勝、野茂の201勝と2人しかいない。200勝の大台の先陣争いに加え、2人が競い合ってNPBだけでもわずか10人しかいない通算250勝を両者には目指してほしい。(蛭間 豊章=ベースボール・アナリスト)

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