日本ラグビー協会は24日、9月開幕のW杯フランス大会に向け本格始動する日本代表36人と、代表候補10人を発表。20日閉幕のリーグワンで埼玉(旧パナソニック)の準優勝に貢献し、新人賞に輝いたCTB長田智希が初選出され「うれしい気持ちがあるけど、やるしかない。頑張るしかないという気持ちが大きい」と、表情を引き締めた。
今季レギュラーシーズン第5節でリーグワン初キャップを獲得すると、WTB、CTBとして活躍。20日に行われた決勝の東京ベイ(旧クボタ)戦でもトライを挙げ、この日オンライン会見した藤井雄一郎ナショナルチームディレクターからは「レベルが上がれば上がる程、いいパフォーマンスをしていた」と、同じく初選出されたWTB木田晴斗(東京ベイ)と共に評価された。
埼玉では日本代表CTBディラン・ライリーや南アフリカ代表ダミアン・デアレンデ、WTBのオーストラリア代表マリカ・コロインベテらと切磋琢磨(せっさたくま)し「今まで以上に、戦うというところで自信はある」。昨年4月の入団以降、代表活動への参加は初めてとなるが「日本が目指すラグビーを理解して、自分の強みを出していく」と力を込めた。
CTBでは中村亮土や中野将伍(ともに東京SG)としのぎを削る。長田は「中村亮土さんみたいに、フィジカルで戦えるところを見せる、そこは大事かな」と見据える。フランス大会を戦う最終スコッド33人入りへ向け「海外選手と戦う中で、フィジカルバトルは避けられない。そこを見せられれば、最終メンバーには絡めるかなと思う」と更なる成長を誓った。