横浜ＦＭのＦＷ宮市亮、札幌戦でベンチ入り　右膝負傷から復帰へ　出場なら３０１日ぶり公式戦…１９時キックオフ

◆ＹＢＣルヴァン杯　１次リーグＡ組▽第５節　札幌―横浜ＦＭ（２４日、札幌ド）

　横浜ＦＭのＦＷ宮市亮が、敵地のルヴァン杯・札幌戦でベンチ入りした。２２年７月、約１０年ぶりに招集された日本代表として出場したＥ―１選手権で右膝前十字じん帯断裂のけがを負い、リハビリに励んでいた。チームは１次リーグＡ組で４連勝中。すでに突破を確定させているが、５連勝を目指す。

　長いリハビリ期間を乗り越え、５月上旬から全体練習に本格的に合流。４度目の膝の手術に、一度は「引退」も考えたが、ファンやサポーターの存在にも背中を押され、「もう一度ピッチで戦いたい」と競技復帰を決意した。「自分はスピードが武器だし、そこに関しても落ちていない。ピッチでチームのために存分に発揮したい。この（離脱）期間を通して本当にサポーター、チーム、いろいろな人が支えてくれて、僕がピッチに戻ってこられるような体になるまで尽力してくれた。そういう人たちに向けて、全力でプレーすることが何よりの恩返し」。３０１日ぶりの公式戦復帰なるか。注目が集まる。