ラグビー日本代表、9月W杯の強化合宿にタックル専門コーチ招く「精度を国際レベルに」…6・12本格始動

スポーツ報知

 日本ラグビー協会は24日、W杯フランス大会(9月8日開幕)に向けた合宿(6月12日~千葉・浦安、7月3日~宮崎)に参加する日本代表36人と、日本代表候補10人を発表した。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は協会を通じ「いかなるプレッシャーの中でも一貫したプレーができる選手ということでこのメンバーを選考しました。7月から始まる国内テストマッチ(5連戦)、その先に待つ本番への準備を加速させたいと思っています」とコメントした。

 リーグワンシーズン中も試合がない週は短期合宿やミーティングを行うなど、活動を続けてきた代表が、W杯史上初の4強入りに向けていよいよ本格始動する。ジョセフHCが6月からスタートする千葉・浦安合宿のポイントに挙げたのは「コンタクトエリアでの攻防におけるタックル精度をナショナルレベルまで引き上げていく」こと。中でもタックルは最大の強化ポイント。オンライン取材に応じた藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは「スペシャリスト、専門のコーチを呼ぶ」と明言した。具体名は伏せたが、リーグラグビー(13人制ラグビー)のオーストラリア人指導者だという。オーストラリアで主流の13人制ラグビーは、タックルで相手を一定回数倒すと攻撃権が移るルールがあり、タックル技術に優れた選手が多く新たなスキルを習得していきたい考えだ。

 脳しんとうなど負傷リスク回避の観点から最近は高いタックルへの厳罰化が顕著になっている。国際統括団体ワールドラグビー(WR)の執行委員会は3月、各協会に対してタックルは胸骨の下に下げる、とする世界的試験的ルールの導入を推奨。リーグワン準決勝では東京SGの選手が、ハイタックルでレッドカード(一発退場)となる例があった。

 世界と比べて体格の小さい日本代表は元々、低いタックルを得意としてきた。19年W杯では1人が下半身、1人が上半身を狙って入る「ダブルタックル」でプレッシャーをかけて、8強入りを引き寄せた。今回はどんなタックル磨き、世界に挑んでいくのか注目だ。

 今回発表されたメンバーは以下の通り。

 ◆日本代表

 ▽FW 

プロップ 稲垣啓太、クレイグ・ミラー(ともに埼玉)、シオネ・ハラシリ(横浜)、具智元(神戸)、垣永真之介(東京SG)、ヴァル・アサエリ愛(埼玉)

フッカー 堀江翔太、坂手淳史(ともに埼玉)、堀越康介(東京SG)

ロック ジェームス・ムーア(浦安)、ヘル・ウヴェ(東京ベイ)、サウマキ・アマナキ(神戸)、ワーナー・ディアンズ(BL東京)、

ロック/フランカー アマト・ファカタヴァ(BR東京)、ジャック・コーネルセン(埼玉)

フランカー 福井翔大(埼玉)、姫野和樹(トヨタ)、リーチ・マイケル(BL東京)

NO8 ファウルア・マキシ(東京ベイ)

 ▽BK 

SH 斎藤直人、流大(ともに東京SG)、福田健太(トヨタ)

SO 李承信(神戸)、松田力也(埼玉)

CTB ニコラス・マクカラ(BL東京)、中村亮土(東京SG)、長田智希(埼玉)、中野将伍(東京SG)、ディラン・ライリー(埼玉)

WTB シオサイア・フィフィタ(花園)、木田晴斗(東京ベイ)、セミシ・マシレワ(花園)、ジョネ・ナイカブラ(BL東京)

FB/WTB 松島幸太朗(東京SG)

FB/SO 山中亮平(神戸)、小倉順平(横浜)

 ◆日本代表候補

 ▽FW

プロップ 小林賢太(東京SG)、伊藤平一郎(静岡)

フッカー 中村駿太(東京SG)

フランカー ピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)、下川甲嗣(東京SG)、ベン・ガンター(埼玉)、テビタ・タタフ(東京SG)

 ▽BK

SH 茂野海人(トヨタ)

WTB 高橋汰地(トヨタ)、レメキ・ロマノ・ラヴァ(東葛)

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